高等部

高等部について

 高等部では、生徒の人権の尊重および個性や長所を生かし、自主性や本人参加を大切にした日々の学校生活を目指しています。

 また、生徒が「今ここ、そしてこれから」の生涯、自己選択や自己決定、さらには「意思の表明」できるための「生きる力」を育み、より主体的な自立と社会・文化への参加を願った教育を行っています。

10月13日 高等部トピックス

2年生が修学旅行の事後学習でカステラ作りに挑戦!

 

 現場実習が無事に終わり、高1と高3の生徒は、報告会に向けた学習に取り組んでいます。事後学習では、実習先へのお礼状書きも大切な学習です。何度も経験のある3年生は、報告会の発表原稿作りと並行して取り組んでいました。

 また、今週行われた個人面談では、3年生は、実習の反省会を受けて、卒業までの半年間、学校と家庭で何に取り組むかを保護者会で話し合いました。1年生は、初めての職業体験を振り返り、自分がどんな仕事に就きたいか、夢の実現にはどのような目標を設定したらよいかについて話し合いました。

 

 さて、2年生はと言うと、修学旅行の事後学習としてカステラ作りに挑戦しました。今回、新聞紙で作った箱にアルミホイルを敷いた型を使ってカステラを焼きました。え?本当に新聞紙で大丈夫?そんな生徒の不安の声がありましたが、なんと老舗カステラ店に負けないとっても美味しいカステラができました!

 使った材料は、卵、強力粉、グラニュー糖、牛乳、はちみつ、みりん、ザラメ糖。高等部らしく協力しながら調理を進めました。ふっくらと焼き上がったカステラは、ザラメ糖の粒とふわふわの生地のバランスが絶妙!本格的な美味しさでした!

 どうやら長崎で食べたカステラと同じ味だったようです。いやそれ以上でしょうね。

9月29日 高等部トピックス 第2次現場実習報告!

第2次現場実習が行われています〜中間報告! 1年生・3年生が奮闘中!

 

 今週25日から行われている第2次現場実習が折り返し地点に来ています。今回初挑戦の1年生、卒業後の進路に向かう3年生、みんな奮闘中です。

 第2次現場実習壮行式での出来事。進路担当から「卒業後の進路は、保護者が決めますか?担任が決めますか?自分で決めますか?」という質問がありました。ところが、ほとんどの生徒が「自分で決めます」とは答えられませんでした。キャリア学習に取り組む高等部としては、反省させられました。

 

 「自己選択・自己決定」は、障害のある彼らだからこそ大切な権利です。自立心を育み主体的な社会参加していくためには、日頃から子どもたちに選択肢を与え、自ら考えて決定していく経験を積み重ねていくことです。しかし、進路決定となるとなかなかそうはいかないことを実感しました。

 卒業後の生活について自分なりのイメージを持ち、しっかりと目標に向かうためには、自分自身の目で働く場を見て、説明を聞くこと、そして実際に仕事を経験して熟考することが大切です。しかし、障害のある子ども達が自分に合う仕事を探すことは容易なことではありません。支えてくれる親や学校を頼りにしながら「私はどうすればいい?」ではなく、「私はこうしたい」と意思表明して欲しいと願っています。そんな力を高等部の3年間で育てたいと考えます。

 残り1週間、自分で設定した目標を意識し、精一杯現場実習に挑みましょう!

9月29日 修学旅行4日目 笑顔の解散式!

笑顔の解散式、みんなお疲れ様でした!

たくさんのお土産話を家族に話してね!

9月29日 修学旅行4日目 羽田空港到着!

さよなら長崎! 待っててね東京!

熊本空港を予定通り出発!

ただいま!

16時52分 羽田空港に着陸しました!

9月29日 修学旅行4日目 老舗中華料理店での長崎ちゃんぽんを堪能!

さて、孔子廟を後にした一行は、グラバー園、大浦天主堂を見学し、待ちに待った昼食タイム。

老舗中華料理店の本場本格長崎ちゃんぽんを堪能しました!

水餃子も絶品で、みんなご満悦の様子です!

自分たちで作ったチャンポンとお店のチャンポンの対決は、、、どっちもおいしーーーい!ということで決着がついたようです!

楽しい修学旅行も終わりに近づいて来ました。

これから、リムジンバスに乗って長崎空港に向かいます!

9月29日 修学旅行4日目 抜けるような青空!

抜けるような青空! 晴天! 快晴! いい天気!

お世話になったホテルの皆さんにご挨拶をし、修学旅行最終日がスタート!

午前中の活動は「長崎さるく」。

「さるく」とは、街をぶらぶら歩くという意味の長崎弁のこと。

さくるガイドの説明を聞きながら長崎の坂道を歩いて、まずは孔子廟へと向かいました!

孔子のお弟子さんたちの石像に出会い、一目惚れしたMさん。お父さんに似ているのかな?

 

9月29日 修学旅行4日目の朝です!

清々しい4日目の朝、ホテルから見える朝日が眩しく、とても綺麗でした!

まだまだ帰りたくな!? 元気な女子。 部屋ではなぜか組体操!

うー眠い!そしてホームシック気味の寝不足男子。でも腹はへる!

9月28日 高等部トピックス

修学旅行速報〜第3弾!

 長崎郷土料理体験と平和学習を行いました!

 

 昨日は雨の長崎を体験した一行ですが、本日は真っ青な長崎の空が8人を迎えてくれました!気分も爽快、清々しい秋の海風を感じながら長崎駅に向かいました。

 そこで8人を待ち受けていた学生は、長崎大学教育学部で特別支援教育を専攻する女子学生3人と学生を募っていただいた教育学部の先生。簡単な自己紹介を済ますと、素敵なお姉さん達との出会いに胸躍らせる生徒達の表情が印象的でした。

 

 午前中の活動は、生徒達が一番(?)楽しみにしていた「長崎郷土料理体験」です。長崎の味研究グループ4名の先生に教えていただく料理は、「長崎ちゃんぽん」と「芋よせ」です。ちゃんぽんは、なんと鶏ガラと豚骨を使ってスープも手作りでした。生徒達は、講師の先生や学生に支援してもらいながら野菜、お肉、魚介類を刻んだり、大きな中華鍋と玉杓子を使って炒めたりしました。エプロン姿の生徒達は、自分たちで作らないと昼食にありつけないとあって、表情は真剣そのものでした。

 「芋よせ」と呼ばれる料理は、長崎半島の先端に位置する野母崎地方の郷土料理です。蒸したさつまいもをすりつぶし、小麦粉、胡麻、生姜、砂糖などを加えてお好み焼きのように焼き上げるおやつです。二つの料理の味は、まさに絶品!ちゃんぽんはスープの一滴も残さずあっと言う間に食べてしまいました。モチモチとした食感の芋よせを食べた生徒は、「おいしい!おいしい!」と幸せの表情を見せていました。

 

 お腹いっぱいになった一行は、昨日大雨で景色を見る余裕すらなかった眼鏡橋まで歩いきました。この付近の護岸石垣には、ハートストーンが隠されていて、それを見つけた人は恋の願いが叶うのだとか...。そんなパワースポット(?)でプチ宝探しを体験したみんなは、記念写真を撮り、今度は市電に乗って午後の活動場所、原爆爆心地へ向かいました。

 ここでは、学生さん達にガイドしていただきながら1945年8月9日に投下された原爆の被害について学習しました。爆風によって片方の柱を失った山王神社の鳥居や大きく亀裂が入った大クスの木、崩れ落ちたままの姿で残されている浦上天主堂の鐘楼などを見学した生徒達ですが、真剣な表情で当時のまま残されている被害の跡を見つめ、戦争の悲惨さを感じていた様子でした。長崎平和公園では、平和祈念像の前で世界中の人々が平和な世の中で暮らせるようにと祈りを捧げました。

 

 短い時間でしたが学生との交流も大変有意義でした。「楽しかった、明日も来て欲しい!」そんな気持ちが湧き出るほど、地元の方々とのふれあいは楽しかったようです。長崎で出会ったお姉さんとの1日は、忘れられない思い出になりましたね。

 お姉さん!ありがとうございました!いつか必ず再開しましょう!

 

 明日はいよいよ帰京です。最後の長崎では、大浦天主堂やグラバー園、孔子廟などを観光した後、本場のちゃんぽんを食べて帰ります。楽しみですね!

 

 もうすぐ21時・・・ただいま就寝準備中。布団の準備は当然自分たちでやりました。女子はお通じを促すゴ○ブ○体操中。男子は、大相撲大会。ところが埃が舞い、咳き込むM先生。そこで、今度は怪談話を始めたとか・・・。高校生らしい(?)修学旅行ですね!

 今回の修学旅行では、最新版のスマイルノート(高等部がユニティ株式会社と共同開発したiPad用プレゼンテーションアプリ)を活用して生徒自身が思い出のスライドを作成しています。今日は、ちゃんぽん作りの様子をスライドにしました!色々な試みをする高校生。充実しています!

 

 今日は、美しい長崎の夜景もみれました!みんなどんな夢を見るのでしょうか・・・。

本日の追加ショット!

9月27日 高等部トピックス

修学旅行速報〜第2弾!

 「ああああ〜 長崎は〜 今日も〜 雨だった〜!」

 

 修学旅行2日目、本日は午前中に雲仙地獄めぐりした後、長崎市内へ移動し、軍艦島クルーズ(端島上陸)の予定でした。が、、、島原地方は、朝から嵐のような天候(すごい雨とすごい風)。雲仙温泉が湧き出ている地獄めぐりは、雨脚が弱くなった一瞬を見計らって見学しました。一帯に噴気が漂い、硫黄の臭いがするなか、雨に打たれた生徒達は、笑顔の記念写真(?)。沸々と湧き出る噴出孔に自然の驚異を感じたようです。江戸時代、ここには信仰を捨てずに殉教したキリシタンが熱湯による拷問を受けた場所でもあります。そんな悲しい歴史も子供達は学習しました。

 

 島原から長崎市内までは貸切バスで移動しました。途中、橘湾を臨む小浜(オバマ)温泉を通り、長崎の雨の景色を眺めながら市内に着きました。お昼は、出島ワーフのおしゃれなカフェでランチ。外は大雨、室内で素敵な時間を過ごしました。

 そんな訳で午後に予定していた軍艦島クルーズは、悪天候により欠航となってしまいました。一行は、雨天案の長崎歴史文化博物館に移動し、様々な体験学習を行いました。長崎歴史文化博物館は、江戸時代から近代にかけての海外交流に関する資料を扱う博物館です。 ここはかつて「長崎奉行所」があった場所で、敷地内にはその一部が復元され、御白洲では当時の裁判の様子がよくわかる展示がされていました。みんなは、貿易の歴史や当時の写真撮影の展示に興味を持ち、坂本龍馬との写真撮影コーナーでは、笑いをこらえながら静止する生徒達の姿が印象的でした。

 

 

 土砂降りのなかで市内を観光した8名の生徒は、ずぶ濡れになりながらもなぜか笑いが絶えず、「雨の長崎」が忘れられない思い出になったようです。きっと。(長崎は今日も雨だった・・・と誰かが歌いそうな1日でした。)

 この日の宿泊先は、長崎スカイホテルです。部屋に着いた生徒達は、疲れた様子も見せずみんな元気です。明日の天気は、晴れ一時雨。長崎大学の学生さんとの交流の日です。新しい出会いを楽しみにしています。

 

本日のベストショット!?

9月26日 高等部トピックス

修学旅行速報〜第1弾!

 熊本大学教育学部附属特別支援学校交流会が行われました!

 

 高等部2学年の修学旅行が本日より始まりました。今年も昨年に続き、目的地は熊本・長崎方面です。これまで高等部では、防災学習をテーマに東北地方の修学旅行を企画してきました。現地では、震災の復興支援を兼ね、被災した地域を見学したり、震災学習列車に乗って、被災した方々に直接話を聞いたりする学習を行ってきました。

 

 昨年度からは、熊本地震で被害を受けた熊本大学教育学部附属特別支援学校へ応援メッセージを送ったことをきっかけに交流が始まりました。

 一行は、空路で羽田から熊本へ飛び立ち、午後に熊大附属特別支援学校に向かいました。高等部2年生の生徒8人にとっては、熊大附属の生徒との交流は今回が初めてとなりますが、熊大附属の生徒にとっては、2年生、3年生が2回目の交流となります。

 交流が始まる前に、熊大附属の教員による防災学習を行いました。被災当時の被害やその後の復興の様子について話しをうかがい、生徒達は真剣な眼差して話を聞く様子が見られました。そこでは、災害時どのように自分自身の身を守るのかについて考え、日々の訓練による冷静な判断が大切であることを学びました。

 交流会では、スライドを使って互いの学校紹介を行いました。生徒達は、高等部の1年間について、写真を見せながら一人一人が発表しました。その後は、自己紹介や「くまもん体操」を教えていただくなどして楽しみました。

 高等部では、こうした学校間交流を通して、生徒達の生活経験を拡大し、様々な人との親睦を深めながらお互いを認め合い、尊重し合う気持ちを育てています。12月には、熊大附属の3年生が東京へ修学旅行にやってきます。もちろん、本校に来校し、高等部と交流会を行います。生徒達は、再会を約束し、熊本を後にしました。

 

 熊本で新しい仲間を作った一行は、熊本港から航路で島原外港へ。天気もよく、みんなデッキに上がって爽やかな秋の風を感じていました。さよなら熊本、またね熊大附属のみんな!

 初日のホテルは、雲仙温泉ホテル東洋館。角煮まんや新鮮なお魚、珍しい「具雑煮」という郷土料理を堪能して大満足。あったかい温泉に入って旅の疲れを癒しました!

 明日は、いよいよ長崎市内に向かいます。たくさん事前学習で勉強した軍艦島(端島)には上陸できるでしょうか...。そして、3日目は、長崎大学教育学部で特別支援教育を選考する学生3人の案内で市内観光と平和学習を行います。今年の新しい企画も楽しみです!

本日のベストショット!?

9月22日 高等部トピックス

第2次現場実習壮行式が行われました!

 

 高等部では、2学期が始まると同時に1年生と3年生は現場実習に向けた取り組みが始まります。3年生のなかには、実習先との面接を夏休みに行った生徒や、実習を行った生徒もいました。来年3月に卒業を控えた3年生にとっては、進路決定のための重要な実習です。どの生徒も不安と緊張のなかで毎日を過ごす様子が伝わってきます。

 1年生にとっては、今回が初めての現場実習です。卒業後の生活を漠然とイメージしていた生徒達ですが、1学期には、3回の進路校外学習を通して将来の働く生活について考えてきました。壮行式では、とても緊張した様子で発表する1年生、一人一人が実習の仕事内容や目標、将来の夢を発表しました。

 1年生は、タブレット端末を使って自分のスライドを操作しながら発表しました。リハーサルでは、緊張からスライド操作を忘れたり、うまく話せなかったりした生徒がいましたが、本番は全員が立派に発表できました。3年生の目標は、原稿を暗記し、胸を張って堂々と発表することでした。何度も何度も練習した成果が発揮された素晴らしい発表でした。生徒によっては、タブレット端末の原稿を手掛かりにしたり、音声ペンを使ったりした発表を行いましたが、どの生徒もこれまでよりも自立的に発表する姿が印象的でした。

  壮行式や報告会では、毎回質疑応答の時間が設定されています。小学部と中学部の児童生徒が事前に準備した質問に対して、どの生徒も堂々と返答することができました。「○○先輩に質問です。将来の夢は何ですか。」「社会に貢献したいです。」どちらも素敵なやりとりでした。

 高等部では、現場実習壮行式や報告会以外にも様々な発表機会を設定しています。人前で自分の意見や考え、学習の成果を発表する経験を積み重ねることによって、将来の社会参加の場でいかせる「意思を表明する力」が育って欲しいと願っています。

 現場実習壮行式は、無事に終わりましたが、これからが本番です。様々な職場の経験を通して自分にあった仕事について考え、自らの意思で将来の働く場を決定してください。

邦楽鑑賞会を行いました!

 

 高等部の音楽では、邦楽に親しむ単元に取り組んでいます。国際理解学習を推進する本校では、世界の文化や芸術に触れる機会が多く、一方で高等部では、自国の伝統的な文化や歴史を学ぶ機会も大切にしています。

 1学期から琴に触れてきた高等部では、先日、琴、三味線、尺八の演奏を鑑賞しました。大きな琴を見るのが初めての生徒から、演奏したことのある生徒と様々でしたが、どの生徒も静かに耳を傾け、美しい邦楽の音色に酔いしれていました。

 密かに(?)練習をしてきた3年生は、「さくら」、「茶摘み」、「七夕」、「ふるさと」の曲を一緒に演奏しました。賞賛の拍手に照れる3年生、憧れの眼差しで見つめる1、2年生の姿が印象的でした。

 次回の音楽では、1、2年生も琴の演奏にチャレンジします!楽しみですね。

未来のオリンピアンと交流会を行いました!

 

 オリンピック・パラリンピック教育を推進する本校では、毎年様々なアスリートを招聘した交流会を行なっています。今年は、アルゼンチンの女子卓球代表のアグネスティーナ・ナオミ・イサワ選手が来校し、全校で卓球を楽しみました。

 高等部では、昼休みに卓球をする生徒が多く、スペシャルオリンピックス(認定NPO)の練習に参加している生徒もいます。ちょっとしたブームのなかで向かえた交流会では、中学部、高等部の生徒だけではなく、幼稚部や小学部の子供達も、ネットをあげてボールを転がす「ゴロ卓球」で盛り上がりました。

 交流会では、アグネスティーナ選手と本校教員によるデモンストレーションやラリー体験を行いました。生徒達には、こうしたアスリートとの交流経験を通して、スポーツに親しみ、2020年の東京オリンピック・パラリンピックや、様々な競技、大会の興味・関心を広げて欲しいと願っています。

 

9月1日 高等部トピックス

筑波大学・坂戸高校交流会を行いました!

 

 8月28日、筑波大学体育専門学群の敷地にある「野生の森」野外活動広場でアダプテッドスポーツ研究室の学生、つくば国際スポーツアカデミー(TIAS)
留学生、附属坂戸高校、本校の合同デイキャンプが行われました。この取り組みは、文部科学省の「インクルーシブ教育モデル構築」受託事業の取り組みの一つとして企画されました。

 デイキャンプによる今回の交流は、筑波大学の学生が中心となって活動を準備し、坂戸生と大塚生が参加するという内容でした。午前中は、ネーチャーゲームを行い、自然体験を通して仲間関係を深めていきました。

 生徒達は、目隠しをしたまま一列になり、草木が生い茂る森の中をロープだけを手がかりに前進する活動や、丸太に乗った状態で順番を替える活動、大きな切り株に全員が乗る活動、協力して大きな壁を乗り越える活動など、ここまでやるか!というミッションを次々にこなしていきました。気がつけば、生徒達の心も体も(まさに)一つになって活動に向かっていました。無邪気にふれあい、ビュアに関わり合う坂戸と大塚の生徒の姿が印象的でした。

 昼食は、昨年からの交流でお世話になっているランディープ・ラクアール先生(TIAS)イチオシのインド料理店のインドカレー弁当です。他にもタンドリーチキン、ナン、マンゴージュースをみんなでいただきました。本場のカレーにみんな満足した様子でした。

 午後は、フライングディスクや風船を使ったアダプテッドスポーツによる交流を行い、疲れた様子を見せることなくたっぷり活動を共にしました。次回の交流は、坂戸生が考えるアダプテッドスポーツを行います。どんなスポーツか楽しみですね!

8月25日 高等部トピックス

 交流会2日目は、スポーツ交流と1学期の「総合的な学習の時間」で取り組んできた「附属大塚の学校紹介プロジェクト」の発表を行いました。

 スポーツ交流では、ヨーガやタオル体操、高等部が考案した「おにボール」と「ドッヂビー」を行いました。

 おにボールを初めて体験した坂戸の生徒達は、ダイナミックな鬼ごっこに夢中で参加していました。午前中は、鈴木俊一オリンピック・パラリンピック担当大臣が交流会の様子を視察され、ゲームを楽しむ生徒達の姿を笑顔で見学していました。

 

 午後の発表会、「映像作り班」は、これまでに編集してきた動画を紹介しました。大塚の生徒が映像を撮り、編集する様子に坂戸の生徒は感心した様子でした。映像は、屋上から見下ろす東京ドームや、全校朝会の様子など様々、編集はまだまだ続きます。

 「楽曲作り班」では、校内の教室をテーマに五七五の歌詞を作り、ボーカロイドで作曲した歌を披露しました。歌は、いつでも音声ペンで聴くことができるように校内マップにドットコードを貼付するなどの工夫がされていました。素敵な歌や面白い歌がたくさん紹介され、会場が盛り上がりました。

 「遊び・スポーツ作り班」では、3つのグループが、伝統的な日本の遊びの中から、手作りのけん玉や段ボール空気砲、鞠つきなどを紹介しました。遊びを考えるグループでは、フルーツバスケットを対戦型のゲームにアレンジした「大塚バスケット」を紹介し、鬼の数で勝敗を競うゲームを行いました。

 

 今回の交流会では、初めて出会ったとは思いないほど、互いの距離感がなく、障害のあるないに関係なく、同年代の高校生として活動へ参加する生徒達の姿が見られました。

8月24日 高等部トピックス

附属坂戸高校交流会を行いました!

 

 8月23日から24日の2日間、恒例の附属坂戸高校交流会を行いました。

 交流相手のとなる坂戸の生徒は、「介護福祉基礎」の科目を履修する2年生の生徒30名です。、初日は、芸術鑑賞を通した交流を行い、劇団カンパニーデラシネラによる「ロミオとジュリエット」を観劇しました。ロミオとジュリエットは、誰もが知るシェイクスピアのよる悲劇の物語。体育館のフロア全体を舞台にしたダイナミックな劇を一緒に観た生徒達は、舞台と客席とが一体となったパフォーマンスに引き込まれていきました。いつのまにか物語の登場人物になったような感覚になる素晴らしい劇でした。

 

 観劇の後は、デラシネラの方々による身体表現を介したコミュニケーションワークショップを行いました。生徒がペアになり、相手を人形に見立ててポーズを作ったり、手を繋いでバランスをとりながら立ったり座ったりする動きなどをしました。パントマイムにも挑戦した生徒は、表現の世界が気に入った様子でした。

 

 文化的活動を通した「交流及び共同学習」は初めての試みです。生徒達は、物語を共有しながら、共に何かを感じたり、心を動かされたりする姿が見られていました。身体表現を介したワークショップでも、互いの距離を縮め、心の交流を図ることができたようです。

7月21日 高等部トピックス

高等部の「総合的な学習の時間」を紹介します!

 

 昨年度の「総合的な学習の時間」では、自国と諸外国の民族、自然や文化、産業などについて関心を持って生活を楽しむ生徒の姿を願い、TIAS(つくば国際スポーツアカデミー)留学生との交流会に向けた取り組みを題材にした「調べ学習(調べる・まとめる・発表する)」を展開しました。

 そこでは、縦割りグループによる「協同学習」を設定することによって、生徒同士が支え合い、認め合いながら自信をもって学習に向かう生徒の姿を見ることができました。

 

 そして、今年度、これまでの学習経験をさらに深め、生徒自身が日本や身近な地域、学校の特色などについて話し合い、まとめたことを発表する学習機会を設定しました。

 年間を通した単元では、学期ごとに計3回の交流会の企画し、発表に向けた「協同学習」を通して、生徒同士が自分と他者と向き合い、相互に振り返る活動を通して、主体的に活動や学びに向かう力を育てることを目的にしています。

 

 展開する3つの活動班は、映像機器を活用して学校PR動画を制作する「映像作り班」、作曲ソフト(ボーカロイド教育版:ヤマハ)を活用して交流ソングを作曲する「楽曲作り班」、タブレット端末を用いて調べ学習や体験を行う「遊び・スポーツ作り班」を編成し、生徒の興味関心に基づく題材の設定を工夫しています。

 発表は、生徒主導で行い、タブレット端末(「スマイルノート(ユニティ)」や「音声ペン(グリットマーク)」といったICT教材を活用することで、発表することが難しい生徒であっても参加できるように配慮しています。

 

 単元の導入では、学校紹介といった題材に興味・関心を持って取り組むことができるよう、タブレット端末を使った「学校自慢ミッション」を展開し、グループワークによる調べ学習を行いました。

 また、リーダー的役割の生徒を中心に主体的に取り組めるよう、各グループからの代表2名で構成する企画委員会を編成し、授業の振り返りで班活動の様子を発表し合い、協力して学習をすすめるための問題解決を行う場を設定しました。

 

 交流会は、夏休みに附属坂戸の高校生、2学期に熊本大学教育学部附属特別支援学校の生徒、3学期にTIAS留学生を予定しています。

7月7日 高等部トピックス

色水博士が「造形」の授業を行いました!

 

 高等部では、グループにわかれて技術を習得し、より深く表現を追求することを目指した「造形」を展開しています。設定された条件や自分の作りたい意図に合わせて工夫したり、モチーフをよく観察し丁寧に仕上げたりすることや、鑑賞では、生徒が作品の意図と造形要素の関連に気づき、様々な作品の美しさや面白さを他者と共有することが目標です。

 また、今年度は、「伝統と革新」というテーマで①身近にあるモノの色や形に興味・関心を抱く。②活動を選択し、他者と関わりながら意欲的に活動する。③表現のレパートリーを増やし、表現力を高める。以上の3つをねらいに取り組んでいます。

 

 6月には、「色水博士研究所〜きみとわたしの色いろな調査〜」と題した授業を行いました。この授業は、身近にある色の多様さに気づくこと、三原色混色を体験すること、自分の好きな色や他者が思う自分の色を知り、様々な見方があることに気づくことをねらいにした学習です。

 授業は、縦割りによる6つのグループ編成で行いました。生徒達は、タブレット端末を使って校内の色を探し、発表し合いました。その後、色への関心を色相環に向け、100色の色水づくりを行いました。計量器を使って2色の色を混ぜ合わせ、100本の色水が完成すると、それを順番に並べて色の違いを観察しました。

 ミライの体育館™によるプロジェクションマッピングを用いて体育館の床に100色の色相環を投影し、100本の色水を並べました。生徒達は、きれいな色水に囲まれた色相環に入り、自分好きな色や教師や友達に合う色を探しました。ダイナミックな色の学習にみんな目を輝かせながら参加する様子が見られました。

 

 7月からは、「伝統と革新」をテーマに、「書・水墨画」、「サンドアートパフォーマンス」、「版画」に取り組みます。オリエンテーションでは、全員が3つの活動を経験しました。今後は生徒が取り組みたい活動を選択し、2回の授業を行います。

6月30日 高等部トピックス

第1次現場実習報告会が行われました!

 

 先週、第1次現場実習報告会がありました。報告会に向けては、まず各自が設定した実習の目標について一つ一つ振り返り、◎(達成)、○(達成はしなかったが努力した)、△(課題がある)、以上の3段階で自己評価しました。生徒達は、実習反省会でのコメントを踏まえて確認し、次の実習に向けて新しい目標を教師と考えました。

 発表会では、原稿を見ないで発表することを目指して頑張った生徒や、タブレット型端末のスライド原稿を手がかりに前を向いて堂々と発表する生徒、音声ペンを使って自分の頑張りを発表する生徒と様々でした。そこでは、何度も繰り返し練習すれば、できないことができるようになる!そう信じて努力した生徒達の「できた!」「やれた!」という自信に満ちた表情を見ることができました。担任としても大変うれしい報告会でした。正直、現場実習での様子から、その事前事後の学習に取り組む生徒達の姿を見てきた私たちにとっては、非常に感慨深いものがありました。

 3年生の第2次現場実習は9月です。既に次の事業所を見学した生徒や、面接日程が決まって緊張感が高まっている生徒がいます。進路先が決まるまで不安な日々を過ごすことと思いますが、1日1日、いや1時間1時間、その瞬間の生活を無駄なく、生徒達のためになる支援をしていきたいと考えます。時に厳しくも(いつも?)、卒業後の生活に向けた今の生活が楽しく充実したものになるよう努力いたします。目標に向かうこと、困難があっても落ち込まず、気持ちを切り替えて前向きに次の目標にチャレンジする生徒達の姿を目指して!

筑波大学で体育校外学習を行いました!

 高等部では、年に2回、筑波大学体育系陸上競技場で体育校外学習をお行っています。今年も附属大塚がある文京区から、茨城県つくば市の筑波大学まで観光バスを使って行ってきました。

 体育校外学習では、普段使用することのできない専門の体育施設である陸上専用の400mトラックでタイム計測を行います。今年も50m、100m、中・長距離(800m、1500m)を学生の伴走で記録会を行いました。生徒達は、学生のサポートを受けながら一生懸命走る姿が印象的でした。

 この校外学習では、専門学生によるデモンストレーションを間近に見たり、アダップテットスポーツを専攻する学生の指導のもとで疑似競技を体験したりする機会を通して、体を動かす楽しさや心地よさを味わうきっかけとなることを願っています。今年は、三段跳びのデモンストレーションを見せていただいた後、跳び方を教わり、みんなで挑戦しました。三歩で遠くまで跳ぶ学生の姿を間近に見た生徒達は、自分にもできる!と自信満々。一歩目と二歩目が同じ足で跳ぶのが難しく、走り幅跳びになってしまったり、なんだか「ねぶた」の跳人になってしまったりする生徒がいましたが、生徒達は楽しく、また真剣に取り組む様子が見られました。

 午前中、学生と運動した生徒達は、クラブハウスで一緒に昼食をとり、再会の約束をして学校に戻ってきました。学生達のお陰でとても貴重な経験ができました!

6月21日 高等部トピックス

明日は第1次現場実習報告会!

 

1年生〜進路校外学習、そして夢へ!

 2・3年生の先輩が現場実習に行っている間、自分たちのことについてじっくりと考えた1年生。進路校外学習では4カ所の職場を訪問し、将来のことについて考える「Dream」という授業をしました。「自分の仕事は?」「自分の夢は?」漠然と考えていたことを見たり、体験したり、文字にすることで、具体的な現実へと昇華させていく、そんなとても内容の濃い2週間でした。

 

2年生〜それぞれに頑張った実習期間!

 実習期間中は初めてのことや慣れない場所で、いろいろな人と関わりながら、それぞれが自分自身の目標をしっかりともって過ごしました。自分がどのようなことなら頑張れるのか、どのようなことが課題となっているのか見つめ直す良い機会になったように感じます。実習期間中にそれぞれの場所や人から学んだことを今後の生活の中で生かしていきましょう。毎日取り組んでいることが、これからの力となり卒業後へとつながっていきます!

 

3年生〜それぞれが目標に向かって取り組みました!

 それぞれの生徒が、卒業後の進路決定に目標を持ち、緊張しながらも意欲を持って向かった現場実習でした。高1・2と積み重ねて、イメージを少しずつ持てるようになってきた「卒業後の進路」、「将来の夢」に向け、成果と課題が明確になりました。実習中にいただいた実習先からのご指導、反省会での総括、巡回での担任や保護者の方から見た様子、家庭での様子などを振り返り、次回の実習に向け、さらに成長し、自信を持ってほしいと願っています。

 

 明日は第1次現場実習報告会です。この2週間、1年生は、司会進行の練習、2・3年生は、実習の振り返り、報告会での発表準備、礼状書きをしてきました。自分の「今とこれから」を見つめ、卒業後の進路について真剣に考える生徒の姿がとても印象的でした。頑張れ高校生!

 

生徒会執行部「あいさつ運動」

 本校では、会長、副会長、書記の3名に加え、朝会委員会、環境保健委員会、広報委員会の委員長で組織された生徒会執行部があります。今年は、会長の提案で、「あいさつ運動」を始めました。週に2回、児童生徒の登校が多い時間帯、玄関に立ち、大きな声で挨拶しています。「挨拶で明るい学校にしたい!」そんな生徒の思いが少しずつ形になってきました。

5月26日 高等部トピックス

現場実習壮行式が行われました!

 

 今週、第1次現場実習壮行式が行われました。運動会後の2週間、実習を控えた2年生、3年生は、徐々に緊張感が増すなか、実習に向けて日誌を整理しながら実習先までの経路の確認や目標の確認、そして壮行会での発表に向けた取り組みをしてきました。

 3年生にとって今回の実習は、卒業後の進路決定に向けた重要な実習です。事前学習を行う生徒の姿はみんな真剣そのもの。壮行式に向けては、仕事内容、目標、そして実習に向けた決意を考え、原稿を作りました。生徒達は、学校の最高学年として児童生徒のお手本となるような姿を見せよう!と原稿を暗記して発表すること、またタブレット端末に示した原稿に頼る生徒でもしっかり前を見て堂々と発表することを目指しました。

 そして当日、1年生の司会で進められた壮行式、小学部、中学部、保護者が見守るなか、2年生、3年生が立派に現場実習に向けた意気込みを伝えていました。昨年は、緊張から思うように発表できなかった3年生ですが、今年は違いました。全ての生徒が自信をもって発表する姿は立派でした。さすがに3年生です。

 壮行式では、質疑応答があります。高等部の先輩達への質問は、勤務時間や通勤経路、職場で困った時の対応など、様々な質問があります。時には予想外の質問もあります。質疑応答は試験と同じです。どれだけ実習に向けた学習が身に付いているのかを試される機会でもあります。そんななかで、自信をもって答える生徒達の姿が印象的でした。

 

 現場実習壮行会のような発表機会では、ICT機器の活用が欠かせません。今回も音声ペン(グリッドマーク社)を使用する生徒は、友達の音声で発表しました。また、高等部が株式会社ユニティと共同開発したプレゼンテーションアプリ「スマイルノート」(http://www.uni-ty.com/)を活用して発表をしました。

 この「スマイルノート」は、知的障害のある本校の生徒が、将来の社会参加のなかで「意思表明」を可能にするための学習ソフトとして株式会社ユニティの協力のもとこの1年間、毎月話し合いを重ねて開発したものです。今年度、高等部が計画する「総合的な学習の時間」でもこのアプリを活用した「協同学習」を展開する予定です。

運動会での活躍について!

 

 5月中旬、運動会が行われました。2年生、3年生にとっては現場実習に向けた取り組みが進行するなかでの実施となります。それでも、生徒会を中心に高等部らしく参加する姿が見られました。特に2名の応援団長が精一杯紅組白組をまとめる勇姿が感動を覚えました。

 学校行事は、日々の学習成果を発揮する場です。高等部の生徒達は、4月に新入生を加え、2年生、3年生を中心に高等部としての仲間関係を築き、これを深められた運動会であったと思います。「友情」、「信頼」、「協同」、そんな言葉を象徴する附属大塚の高等部らしい姿が随所に見られました。

 特に3年生は、「最高学年として全校のお手本を示す」という気持ちで開会式の司会進行や団長の役割を努めてきました。そんな精一杯の姿、しっかり全校の届いたと思います。2年前、先輩の後ろ姿を追っていた彼らは、今、後輩達に後ろ姿を見せています。

5月12日 高等部トピックス

現場実習に向けた取り組みが始まりました!

 

 5月1日から始まった運動会特別日課。今週も全校が運動会一色!・・・と言いたいところですが、高等部では、1時限と6時限以外は通常の日課で学習を展開しています。連休前から作業学習(ライフキャリア学習)が始まり、高2と高3では、5月末に行われる現場実習に向けた取り組みも行われています。

 4月に行われた作業学習のオリエンテーションでは、生きる力」「働く力」「夢見る力」の3つの力について考えました。生徒の「願い」や「意思」を育みながら、生きるために必要なことや、働く意義について考える学習が本校高等部の目指す「ライフキャリア学習」です。自分らくし生きるために、どのような将来の生活を目指すのかについて、生徒と共に考えていきます。

 

 現在、実習先の企業や事業所での面接もほぼ毎日行われています。運動会特別日課といっても全員が揃うことはほとんどありません。そんな状況の中で、2年生、3年生の生徒たちは、目標に向かって精一杯取り組み、教員一同、全力で生徒を支えています!

 さて、今週末は運動会。今年は、現場実習に向けた取り組みや、日々の日課を大切にするために参加種目を減らしました。それでも、高等部生徒の役割はたくさんあります。生徒会を中心に考えたスローガンは「起こせ!レボ★リューション!!!燃やせ!おおつか魂!」。たくさんの言葉の中から気合が入る2つの言葉が選ばれました。生徒会は、会長、副会長、書記に加え、3つの委員会(朝会、広報、環境美化)の委員長、計6名で組織されています。大塚の代表という自覚と意識を持って学校を支えています。

 開会式司会を担当する3年生。昨年のビデオを見ながら、開会式の役割を考え、8名全員が役割を持って司会進行を行います。ICT機器を活用しながら生徒主体で進行する姿もみどころです。紅白の団長を務める2名の生徒は、自分の言葉で選手宣誓の文章を考えました。毎日練習を積み重ねるなかで、二人の呼吸はピッタリ。自分で考えた言葉を交互に宣誓します。

 投擲板には、大きなプログラムが貼り出されます。一つ一つの種目のタイトルを書いたのは2年生です。小学部の生徒にもわかるように大きく丁寧に書かれています。また、応援団の存在も重要です。各学年から2名ずつ選出された団員に加え、今年は希望者4名が仲間入りし、賑やかな応援合戦になりそうです。

 そして、なんと言っても運動会のオープニングを飾る重要な役割はマーチングバンドです。結成50周年の節目の今年も「アトム」の曲を演奏します。限られた時間の中で精一杯練習した成果をご覧いただきたいと思います。ビルに囲まれた屋外での演奏はとても難しく、音が反響して正確なリズムやテンポをつかめません。それでもお互いの音を合わせようとする生徒を応援してください。

 

 予行練習以降、生徒達はとても疲れた表情を見せています。特に団長はじめ3年生の生徒達には、体力的にも、精神的にも相当な負担がかかっていますが、自分の持てる力を発揮しようと毎日150%の全力投球です。

 今週は、現場実習の事前学習だったので、昨年の課題を踏まえて実習の目標を考える授業を行いました。卒業後の進路を決める実習への不安。そして、運動会という全校行事をリードする最高学年としての責任感に押しつぶされそうになりながら一生懸命頑張る姿がありました。

 大丈夫、ちゃんとみんなわかっています。しばらく大変ですが、目標に向かって努力している今の気持ち、今の自分を大切にして欲しいと思います。その先には、きっとたくましく成長した自分に出会えることでしょう。頑張れ3年生!頑張れ高等部!

4月21日 高等部トピックス

新入生歓迎会が行われました!

 

 8人の新入生を迎えて行われた歓迎会。第1部では、自己紹介や高等部行事の紹介をしました。生徒達は「生活」の時間に作った自己紹介カードを使い、好きなこと、好きな食べ物、高等部で頑張りたいこと、将来の夢、2・3年生は、後輩にメッセージを一言送りました。

 第2部では、高等部が取り組んでいる「オニボール」と「ドッヂビー」を行いました。2・3年生を中心にゲームを盛り上げると、緊張した様子の1年生は自然に高等部の雰囲気に溶け込んでいました。

 

「できること」と「していること」の違い

 

 子ども達は、たくさんの力をもっていて、「できること」がたくさんあります。しかし、その「できること」ができない場合もあります。もしくは、やらない場合もあるかもしれません。子どもが持てる力を発揮するためには、発揮できる環境(場面設定や手だて)を作ることが大切です。歓迎会では、ICTツールを使ったり、教師の温かい言葉掛けを行ったりすることで生徒が自分の力を精一杯発揮する場面がたくさん見られました。生徒が持っている「できること」を「していること」にするために、高等部では、一人一人と向き合い、丁寧に支援していきます。

 

高等部が目指す教育について

 

 今年度、高等部では、どのような教育を行うかについてその方針を検討しました。

①個人の「願い」を育む

  生徒一人一人の権利や意思を尊重し、日々の生活や将来の社会参加に向け、主体的に取り組むための力となる本人の「願い」や「意思」を育てます。

②「意思の表明」に向けた力を育む

様々な「自己選択」、「自己決定」、「自己表現」、個人や集団に対する「意思の表明」ができる力を育てます。

③互いに尊重し合う気持ちを育む

  自分の「願い」や「意思」だけでなく、他者の「願い」や「意思」も受け止め、互いに尊重し合い、認め合うことのできる気持ちや姿勢を育てます。

④社会生活に必要なルールを理解し、周囲の人たちと快適に過ごせるようなマナーを身につける

  日常生活のあらゆる場面や、「生活」の授業場面を通してルールを明確化し、生徒とともにマナーについて考えます。

⑤目標に向かって前向きに取り組む力を育む

日々の学習や現場実習において具体的な目標を立て、成果や課題を振り返り、次の機会に向けて改善する点などを確認します。

⑥一人一人のキャリア発達に向け、基礎的な能力を身につけ、汎用性を高める

  課題学習の時間を充実させ、一人一人の基礎的な力を底上げするとともに、「生活」や「総合的な学習の時間」を通して身につけた力を、「自己選択」、「自己決定」、「自己表現」に応用できるように支援します。

 

 3年生は、自分の「願い」や「夢」を実現するために、いま何を目標にしたらよいか、自分にはどのような課題があるのかについて考えています。5月の現場実習では、卒業後の進路決定に向けたチャレンジが始まります。教員一同この1年間、1日1日、いや1時間、1分の全てを大切にして支援していきます。頑張れ高校生!頑張れみんな!

4月14日 高等部トピックス

 期待に満ちた新学期の始まりです!

 高等部では、2名の新しい教員、8名の初々しい新入生が仲間入りし、期待に満ちた新学期がスタートしました。チーム大塚、チーム高等部、今年のスタートもチームワーク抜群です!

 今週、各学年が来週の新入生歓迎会に向けた準備や自己紹介カードづくりをしました。また、運動会に向けた取り組みも始まりました。高等部では、生徒会を中心にスローガンを考えたり、プログラムを作成、印刷したりと行事を支える運営の仕事がたくさんあります。

 

 先日、3年生は学級目標を考えていました。2つのグループに分かれ、これまで音楽で学習した歌の歌詞を手がかりに、3年生の集団ならではの言葉を拾っていきながらたくさんの目標を考えました。そして決まった目標は、「心ひとつに全員合唱」です。3年生は、歌が好きなクラスです。昨年度は、「結〜ゆい(作詞作曲:miwa)」、「友〜旅立ちの時(作詞作曲:北川悠仁)」の二部合唱にも意欲的に取り組んできました。そんな生徒達から、「クラスみんなで歌を歌いたい」、「クラスで合唱がしたい」という「願い」があげられました。さらには、心をひとつに全員がまとまることを目指し、「友情〜友達を思いやる」、「協力〜助け合い、教え合い」、「信頼〜友達を信じる」という3つの目標を選びました。

 

 生徒達が目標を考える時、「〜を頑張る」という表現をよくします。しかし、大切なことを「どのように頑張るか」です。高等部では、毎朝、その「どのように」を考えながら日課帳に1日の目標を考えてきました。その考える経験が、今年の学級目標決めにつながったと思います。子ども達にとって、過去の経験や未来の願いを表現することができても、「信頼」、「協力」、「友情」といった目に見えない言葉の意味を理解し、表現することは簡単なことではありません。しかし、抽象を具象化する、または、具象を抽象化することで、思考が深まり、言葉の世界、表現の世界が広がることを改めて感じました。

 

 目標は「立てる」だけではなく、「掲げる」ことが大事です。生徒達は、早速、習字が得意な生徒が文字を書き、他の生徒が装飾しました。目の前に目標が示されたことで、みんなの意識も変わりました。教師に頼るのではなく、友達同士で声を掛け合いながらクラスの仕事を進める姿が見られていました。

 その調子、頑張れ高校生!頑張れ3年生!

集団の育ち(成熟)!

 

 今月15日、8人の若鳩が巣立って行きました!

 ご卒業おめでとうございます!

 

 この1年間、高等部は、24人の関係のなかで集団そのものが変化していきました。それは、単純にみんなが「まとまった」のではなく、24人の「関係」そのものが変化し、成熟したのです。私たちが目にしてきたことは、一人一人の育ちだけではありません。それは、学部集団や学級集団の育ちです。社会に参加するということは、学級や学部の活動に参加するということに等しく、日々繰り返される小さな集団への適応の積み重ねが、社会への適応につながります。生徒達は、家族も含めた自分を取り巻く「関係」のなかで、社会への参加や適応のために必要な力を学びます。私たち教員は、その小さな社会集団である生徒達の関係を大切にしてきました。そこでは「自己と他者」の関係について感じ、考え、互いを理解し尊重し合うなかで、生活を共有し、時には教えたり、教えられたり、また支えたり、支えられたりすることを経験してきました。みなさんには、その「つながり(結)」を、これからも大切にしてほしいと思います。そして、そのかけがいのない「仲間(友)」の関係のなかで、多くのことを学び、様々な「関係」の場にいかしていってほしいと願っています。

 保護者の皆様、この1年間、高等部教育へのご理解とご支援をいただきありがとうございました。至らぬ点が多々ございましたが、教員一同、更なる研鑽を積み、お子様の育ちを支えていきます。今後も引き続きご支援のほどよろしくお願い申し上げます!ヴァージョンアップした高等部にどうぞご期待ください・・・!

「結〜ゆい(作詞作曲:miwa)」大塚祭ステージ発表 二部合唱

「友〜旅立ちの時(作詞作曲:北川悠仁)」卒業式高等部呼びかけ 二部合唱

3月29日 高等部トピックス

 1年が終わりました!

 

 平成28年度、生徒達の1年間が終りました!

 卒業式直前には、最後のTIAS交流会と国際理解学習発表会が行われました。

今回の発表では、3学期に調べた日本の文化について、留学生に紹介しました。

各グループで調べた文化は様々。3つのグループが日本の東日本地方、関東地方、西日本地方の世界遺産、お祭り、郷土料理、方言、物産品などたくさんの学びを深めてきました。発表会では、「イチオシ日本」を各班が紹介しました。クイズをしたり、踊りを踊ったりしながら楽しく紹介することができました。

 

 高等部の「総合的な学習の時間」では、国際理解を題材にした協同学習を通して、生徒の学びの意欲を育て、互いに尊重し合いながら主体的に生活に向う力を育む授業づくりに取り組んできました。

 この学習では、交流という直接的な体験を通して、実際に外国の方にお会いし、調べたことを伝える、という明確な目的を持つことで、一人一人が学習に向かう姿勢の育ちが見られるようになりました。こうした生徒達の学習への主体的な態度が、「国際理解」という新しい題材をきっかけに、知識を深めたいという「内容知」が育ち、さらには様々な調べ方を習得することにつながり、彼らの「方法知」が深まっていきました。

 一方で、協同学習という方法によって、生徒同士が学び合う学習機会を設定したことで、協同で目標に向う姿や援助し合ったり、教え合ったりといった協力する姿が見られるようになりました。そうした成果は、全員が役割をもち、個人の責任とチームの責任の中で互いに取り組む姿を意識しながら学習を展開するなかで高められたといえます。また、それぞれの役割があったからこそ、自己と他者が目標に向う姿やその結果を互いに認め合えるようになったのではないかと考えます。

 高等部では、これからも、こうした学習を大切にしながら、一人一人の育ちを支えて行きます!

 

3月10日 高等部トピックス

忍者武家屋敷での修行!?

 高等部3年生は、卒業レクリエ-ションとして、青梅にある「忍者武家屋敷」に行ってきました!

 築300年と言われる武家屋敷の中に入ると、さっそく忍者の衣装に着替えました。最上級の間と言われる部屋で、施設の方から忍者について話を聴いたり、記念写真を撮ったりしました。また、離れとつながる廊下で吹き矢をしました。もちろん、先生たちも真剣です。的の内側に当たると、嬉しそうにガッツポーズをする生徒の姿が見られました。また、意外と思い刀を持ってポーズを決めたり、手裏剣を投げたりもしました。

 修行の後には、豪華なバーベキューが待っていました。お肉や野菜、焼きそばだけでなく、ご飯やハンバーガー、ジュースにデザートまで食べ、大満足の一日でした。

 今年度、国際理解学習に取り組んできた高等部。3学期は、留学生に日本の文化を紹介しました。忍者修行体験!?も、そんなつながりの中で生徒達にとって興味ある文化のひとつだったようです。

2月17日 高等部トピックス

修学旅行報告〜第4弾!

熊本・長崎ありがとう!

たくさんの思い出ができました!

 

修学旅行最終日、長崎最後の朝を向かえました。

朝焼けがきれいな前日とは一転、春一番を思わせる暖かい風と雨模様でしたが、出発する頃には天気も回復しました。

 

4日目の予定は、午前中に長崎歴史文化博物館の見学です。前日、龍踊りを発表した会場で長崎の歴史や文化を勉強してきました。10年前に開館したこの博物館は、長崎奉行所の跡地に建てられ、その一部が復元されています。生徒達は、ガイドボランティアの方の説明を熱心に聞きていました。

この博物館は、見学者が体験しながら学べる工夫がされており、長崎貿易の体験コーナーでは、輸入品を「触る」「嗅ぐ」などの五感を通じて江戸時代の貿易について知りました。生徒達には、10種類の香木の匂いを嗅ぐコーナーが人気でした。

この他に、眼鏡橋の模型を組み立てたり、15秒間静止して撮影するカメラで坂本龍馬と一緒に写真を撮ったりしました。

もっとゆっくり見学したいところでしたが、一行は、眼鏡橋に向い、石積みでできた珍しい橋を見てきました。眼鏡橋付近には、ハートストーンが隠されていて、ちょっとした宝探しに生徒達も盛り上がっていました。

 

この日の昼食は、老舗の料亭旅館「坂本屋」での卓袱料理。たくさんのお皿に盛られた上品な料理にみんな感動しながらおいしくいただきました。

長崎最後の食事を郷土料理でしめくくり、歴史と文化を堪能した一行は長崎を後にしました。

 

今回の修学旅行では、被災地の熊本を訪問し、応援メッセージを伝えることができました。熊大附属の生徒との交流で、遠く離れた熊本に友達をつくることができ、うれしく思います。熊大附属では、7月に東京へ修学旅行に来るそうです。ぜひとも交流の計画を進めていきたいと思います。

長崎では、これまでに調べてきたことを実際に見学したり、体験したりすることで日本の文化について学ぶことができました。日本国内には、自分たちが住んでいる東京以外にも地域独自の文化があり、それらを知り、実際に地域の人と触れ合うなかで他人を思いやる気持ちや感動する心といった豊かな人間性が育まれると考えます。今回の修学旅行は、生徒達にとっても貴重な経験になったことでしょう。

 

今回の宿泊行事は、学校生活最後の修学旅行でした。旅行を楽しむためには、自分のことは自分でできるようにすることも大切です。宿泊を通して一人一人の自立した生活に向けた「いま」を知る事ができました。感心することもあれば、課題も見えてきました。残り1年の学校生活では、日々の生活の積み重ねを大切にし、できることを増やしていってほしいと願っています。

 

何はともあれ、とても充実した修学旅行でした!

・・・担任は、筋肉痛で日々の運動の積み重ねの大切さを実感した修学旅行のようでした。

2月16日 高等部トピックス

修学旅行報告〜第3弾!

「長崎龍学」で龍踊りを体験しました!

 

熊本からスタートした修学旅行も今日で3日目です!

午前中は「長崎さるく」のガイドツアーに参加しました。「さるく」とは、街でぶらぶら歩くという意味の長崎弁です。長崎のことなら何でも知っているガイドさんに案内してもらい、大浦天主堂周辺の文化施設を学習してきました。

一行は、ホテルの送迎バスで長崎に移動し、路面電車に乗って大浦天主堂へ。ここでガイドさんと合流し、ツアーがスタート。

長崎では、「長崎の天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」という名称で、世界遺産の登録を目指しています。その象徴とも言える教会がこの大浦天主堂です。生徒達は、美しい瓦屋根の西洋建築、礼拝堂のステンドグラスなどを見学した後、資料館でキリスト教徒であることを発見するための絵踏について説明を受けました。国際理解学習では、世界には様々な宗教があることを学習してきた生徒にとっては、日本で宗教の弾圧があったことに少し戸惑いを感じている様子でした。

その後、隣接するグラバー園では、西洋の文化がどのようにして長崎に入り、日本文化に影響してきたのかについて学習しました。少し難しい話もありましたが、わかりやすく説明しようとしてくださるガイドさんの話に熱心に耳を傾けていました。

次の目的地は孔子廟と中国歴代博物館。孔子廟は、黄色の瓦が葺かれた朱色の外壁の建物で、その鮮やかな色彩が印象的でした。まるで中国に来たかのような感覚になりました。長崎は、西洋と中国の影響を受けながら独特の文化を築いている素敵な街でした。

 

たくさん歩いた生徒達は、お昼に本場のちゃんぽんを堪能すると、ドラゴンプロムナードという施設へ向い、「長崎龍学」を体験しました。

ここでは、中国から伝わった伝統芸能の「龍(じゃ)踊り」を練習し、発表会を行いました。指導員3人から1時間ほどの特訓を受けた後、長崎歴史文化博物館に移動し、ロビーで一般のお客さんを前に、龍踊りを披露しました。

この龍踊りは、豊作祈願の雨乞いの祈りがルーツで、玉は太陽,月を表し、龍が玉を飲むことによって、空は暗転し、 雨雲を呼び、雨を降らせると信じられていたそうです。

体験では、円を描きながら龍が右に傾く動き、とぐろを巻いて玉を探す動き、最後は龍の頭が自分の胴体をくぐる動きを練習しました。

龍の頭や体はとても重く悲鳴を上げながらの練習でしたが、みんな弱音をはかず頑張っていました。

いよいよ本番。衣装を着た生徒達は、練習の成果を発揮し、難しい演技を最後までやりきりました!その姿に一般の方から「感動ました!」という言葉をいただき、みんな喜んでいました。とても素敵な経験でしたね。

教員一同、一生懸命取り組む生徒達の姿にうれしく思いました。

 

発表を終えた生徒達は、ホテルに戻り、全員でプチ打ち上げをしました。疲れからみんなテンションが高く、いつまでも楽しい時間が続きました!

 

いよいよ明日は、帰京。楽しい思い出をいっぱい持ち帰ります!

・・・ちなみに、本日、歩いた歩数は1万2千!結構疲れました。

・・・大人は、肩が上がりません(龍の胴体、めちゃめちゃ?重かったので・・・)

 

本日お世話になった方々みんなに感謝いたします!

どうもありがとうございました!

 

 

2月15日 高等部トピックス

修学旅行報告〜第2弾!

世界文化遺産登録の「軍艦島」に上陸しました!

 

本日、修学旅行2日目です!

雲仙温泉の朝の気温は3度、息が白く凍るほどの寒さです。

先週末の寒波の影響で雲仙岳では積雪がありました。そのため国立公園に至る道が通行止めです。ロープウェーも運休になっていました。

仕方なく、一行は予定を変更し、雲仙岳を背に小浜(オバマ)町に下り、海沿いの景色を楽しみながら長崎市内に向かいました。

長崎では、西坂の丘にある二十六聖人殉教地に立ち寄り、宗教の違いによって弾圧を受けていた人々のことを学習しました。

 

お洒落な出島ワーフでランチを済ませた生徒達は、いよいよ軍艦島クルーズに出発です。2015年に「明治日本の産業革命遺産」として登録された全23資産のうち8つの資産が長崎市内にあります。なかでも端島炭坑があった通称「軍艦島」は、近代文化を支えてきた海底炭坑の島です。高層鉄筋アパートが島内に林立して、さながら海の要塞の観を呈するすの姿が軍艦「土佐」に似ていることからその名が付けられました。

船が停泊するための埠頭がないため、接岸が難しく、雨風や波の影響で上陸できないことがあるようですが、本日の天気は快晴、風も波も穏やかで、上陸には絶好の条件でした。

3学期の国際理解学習で日本の「世界遺産」を学習してきた生徒達は、興味深く施設を見たり、ガイドの話を聞いたりしていました。どの生徒も廃墟となった建物に圧倒されて見上げる姿が印象的でした。

往復の乗船もあわせて3時間たっぷりと学びながら楽しんできました!

 

2泊目からは、長崎市内を一望できる「稲佐山観光ホテル」に連泊です。ホテル最上階にある展望フロアからは、「世界三大夜景」の素晴らしい夜の景色を見ることができました!

明日は、市内をじっくり観光します。「長崎さるく」のツアー、長崎龍学の龍踊り体験、長崎ちゃんぽん、などなど、とても楽しみです!

 

〜夜、稲佐山の方角に冬の第三角、シリウス、プロキオン、ベテルギウスが美しく輝いていました!感動です!

 

2月14日 高等部トピックス

修学旅行報告〜第1弾!

熊本大学教育学部附属特別支援学校高等部と交流会を行いました!

 

本日から高等部2年生は修学旅行です!

羽田空港を出発した一行は、熊本空港に降り立ち、熊本大学教育学部附属特別支援学校に向かいました。

高等部では、毎年防災学習をテーマに東北地方の修学旅行を計画しています、今年度も9月に青森・岩手方面を予定していましたが、8月に岩手県地方を襲った台風の被害により中止となってしまいました。

日程変更の結果、東北地方で実施することは難しいという判断から、今回の計画に変更になりました。

 

初日は、熊大附属高等部と交流会を行いました。第1部では、熊大附属の教員による被災体験の話をうかがい、当時の被害についてや、これまでの生活の様子をお話いただきました。生徒達は災害時、どのように自分の身を守ればよいかについて考えるよい機会となりました。いつ起きるかわからない災害への不安がありますが、日々の訓練によって冷静に判断した行動をとることの大切さを学びました。

教室には昨年みんなが送った応援メッセージが掲示してありました。自分達の想いを大切にしてくださっている熊大附属のみなさんに、喜びを感じた生徒達でした。

 

交流会の第2部は、別室に移動し、高等部生徒と初対面しました。

歓迎の言葉をいただいた後は、互いの学校紹介を行いました。大塚の生徒達は、スライドを使って高等部の1年間を紹介しました。その後、3つのグループに分かれ、自己紹介や質問をし合ったり、「くまもん体操」を教えていただいたりしました。熊大附属の生徒のあたたかさに緊張することなく親睦を深めることができた様子でした。

最後は、お礼の歌としてmiwaの「結〜ゆい」の2部合唱をプレゼントしました。

大塚祭の取り組みで何度も何度も練習した歌だけあって、ここ数日間の特訓の成果を発揮し、素敵な歌声を披露できました!その歌声に感動して涙ぐむ生徒がいたほどです!

一行は、再開を約束してお別れした後、震災被害を受けた熊本城を見てきました。その姿を目の当りにした生徒達は、あらためて地震の怖さを実感していました。

もっと熊本の観光をしたかったのですが、熊本港からフェリーで島原外港に渡り、初日の宿泊地、雲仙温泉「ホテル東洋館」に向かいました。

温泉に入って部屋でくつろぐ生徒達、楽しかった思い出を日記に認めていました。

明日は、朝風呂に入るといって早々に布団に入っています。明日も楽しい1日でありますように。

 

深夜、雲仙は満天の夜空。オリオン座がきれいに輝いています。

向いのホテルの屋根には真っ白な雪。

ここ数日の寒波で雲仙は雪景色です。

 

2月10日 高等部トピックス

第52回知的障害児教育研究協議会が行われました!

 

 これまで高等部では、生徒の主体的な活動参加を支え、自尊感情を育むための授業づくりを検討してきました。本年度は、生徒同士が支え合う学習機会としての「協同的な学びの場」を一層深め、高等部ならではの「学び合い」について検討することを研究目的として取り組んでいます。

 公開した授業では、2学期に交流会を行ったTIAS(つくば国際スポーツアカデミー)留学生に自国の文化を紹介するための壁新聞づくりを展開しました。生徒達は、縦割りグループで地域別の世界遺産や郷土料理、方言の他、日本のあそびなどを調べ、記事としてまとめました。たくさんの参観者がいるなかで、緊張しながらも淡々と授業に向う生徒達の姿が印象的でした。

 今回の授業は、メインティーチャーはいません。あくまで生徒が主体となって授業を進行し、教師はそのサポートを行いました。共通のテーマについて調べて発表する学習経験を積み重ねるなかで、互いに支え合い、認め合いながら自信を持って学習に向かう生徒の姿勢がみられるようになってきました。

 協議会では、たくさんの課題が見えてきました。これからの指導に役立つ貴重なご意見をいただきましたことに感謝申し上げます。ありがとうございました。

2月10日 高等部トピックス

選挙学習を行いました!

 先日、平成29年度生徒会役員選挙が告示されました。高等部では、高2からは次期生徒会長候補、高1からは副会長候補を選出することになっています。先日は、文京区選挙管理委員会の職員をお招きし、選挙学習を行いました。18歳から選挙権が与えられたことによって、高等部でも選挙をもっと身近に感じてもらう取り組みを始めています。

 昨年7月の参議院選挙では、高3の生徒も投票を行いました。今回の生徒会役員選挙では、昨年同様に文京区選挙管理委員会のご協力により、実際の選挙で使用している記載台と投票箱をお借りします。

 高等部では、3年に1回、模擬選挙を行う中で、政治に国民が参加するということはどういうことかを理解し、選挙による社会参加の学習を行う予定です。選挙で投票することは、より良い暮らしを願って、自分の代わりにその思いや願いを実現してくれる人々を選ぶことであり、選挙で投票することで、暮らしや社会づくり(政治)に参加していることになります。だからこそ、選挙のことを正しく知ることが大切であると考えます。

1月20日 高等部トピックス

スキー合宿が終わりました!

 

 今年のスキー合宿は、天気に恵まれ充実した3日間でした。

 中高等部のスキー合宿は、昭和53年から実施されており、今年で39回目になる附属大塚の伝統行事です。様々な生活経験を通して社会に参加するために必要な力を身につけることを目指す本校では、雪国での厳しい自然に触れることも貴重な体験と考えています。また、将来の生涯スポーツとして社会参加することも障害のある子ども達にとって大切にしたい私たちの願いです。

 一方で、このスキー合宿は筑波大学体育専門学群専門科目である「特殊体育授業理論・実習」の実習にも位置づけられています。今年も大勢の学生ボランティアに支えられて練習を行うことができました。ありがとうございました!

1月19日 高等部トピックス

スキー合宿2日目!今日は全員がスキーにチャレンジしました!

 

 本日も快晴!午前午後とたっぷりそり遊びやスキーの練習を行いました。午後からはA班の生徒もスキーを履き、平地を歩いたり、介助を受けながら緩斜面を滑ったりしました。それぞれの班が目標に向かって一生懸命取り組む姿が見られ、全員その成果が発揮できたようです。

 「先生、私は一人でリフトに乗って滑れるようになった」、「今日は国体コースに行きました!コブが怖かったです!」みんなこの2日間でたくさんのチャレンジをしましたね!その経験をこれからの生活にいかしてほしいと思います。やってみなければ何も始まらない、やったことは必ず自信につながります!Challenge高等部!

 

 夕食後、恒例の雪上レクリエーションを行いました。気温マイナス8度のなか、元気な生徒達が生活班対抗の宝探しゲーム、そしてそりリレーを行いました。風もなく穏やかな夜のゲレンデを賑やかに走り回る生徒達の姿が印象的でした!

 明日の最終日は、認定式で検定の結果を発表します。楽しみですね!

1月18日 高等部トピックス

中高スキー合宿速報!〜いよいよ初日

 

 中学部高等部合同のスキー合宿が始まりました!

 群馬県片品村にある尾瀬岩鞍スキーリゾートの天気は快晴。真っ青な空に真っ白な雪、白銀の世界に生徒達も大喜びです!ゲレンデの雪質はパウダースノー、最高のコンディションのなか各班の活動がスタートしました。

 E班F班は、準備が整うと早速リフトに乗って滑りを楽しむ様子が見られました。一人での滑走を目指すC班D班では、貸し切りコースで制動やプルーク姿勢の確認を繰り返していました。明日は、いよいよリフトに乗ってゲレンデを滑ります。B班は、スキー板を履いて歩く練習を行い、斜面での練習を目指します。A班は、そり滑りを繰り返し楽しみました。明日はスキーにもチャレンジします!

 夕食後のミーティングでは、今日の振り返りと明日の目標について発表し合いました。2日目の天気予報は晴れ。しっかり練習をして昨年よりも上の級を目指そうね!みんな。

 

1月13日 高等部トピックス

「国際理解」校外学習〜ふるさと祭り東京ミッション!〜

 

 1学期から取り組んでいる「国際理解」学習が新たな単元に入りました。 生徒達は、これまでTIAS(つくば国際スポーツアカデミー)に所属するコロンビア、ガーナ、ハンガリーの留学生との交流に向けて各国の文化について調べて発表する学習をすすめてきました。

 そこで3学期は、留学生に向けて自国の文化を発信することを目指した調べ学習を展開します。先週、その導入として東京ドームで開催された「ふるさと祭り東京」のイベントに参加してきました。生徒達は、日本の祭り、地域の物産品、工芸品などを調べ、ウォークラリー形式で8つのミッションに取り組みながらワークシートをまとめていきました。

 ミッションは、「総合的な学習の時間」に編成した3つの縦割りグループで行い、全員に役割が与えられました。会場マップを頼り場所を探す生徒、タブレット端末で写真を撮る生徒、音声ペンで正解を伝える生徒、各自が協力しながら課題に取り組む姿が見られました。日本全国のお祭りを紹介しているブースでクイズに答えたり、会場内に展示してある山車を引く祭りの名前や全国の山車行事について掲示物や配布資料を手がかりに調べたりしました。

 「なかなか場所が見つからなかった。」「問題が難しかった。」「食レポミッションで◯◯を食べておいしかった。」など、生徒の感想は様々でした。

 昼食は、全員が北海道グルメを堪能し、満足の表情をしていました。最後は会場内で振り返りを行い、ミッションをクリアした全員に認定証が手渡されました。

 次回の「総合的な学習の時間」では、各グループがどこの地域のどんな文化を調べるかを考えていきます。今回の経験をいかし、身近な日本の文化に関心を持ってほしいと願っています。

12月28日 高等部トピックス

附属坂戸高校との交流の意義について

 

 附属坂戸高校では、体育科「体育を科学する」、福祉科「介護福祉基礎」、国際科「国際社会」の3科合同単元の教材として「パラリンピック」を設定し、「持続可能な共生社会の実現を担う一員として自分に何ができるのかをパラリンピックから考える」授業を展開しています。

 これまでに、パラリンピアンや企画運営従事者の講演会を通して、オリンピック・パラリンピックの理念を学習したり、埼玉県で開催される障害者スポーツフェスティバルにボランティアとして参加したりしてきました。

 なかでも単元学習の中核に、共生社会の形成にむけた「共通性の確認」と「多様性の承認」を可能とする学習として、同世代の障害のある生徒とのスポーツを通じた「交流および共同学習」を継続して行っています(本校と附属坂戸による文部科学省指定受託事業)。

 

 高等部と附属坂戸との交流は、生徒同士が互いに影響しあい変容しあえるダイナミックな体験を通して、同じ社会で生活を営む一員として「互いを認め合い」「助け合いながら」生きることのできる豊かな心の育成を目指しています。

 2学期は、附属坂戸高校の生徒が対等な立場で楽しめるアダプテッド・スポーツの考案し、2回の交流会を実施しました。今月は、筑波大学中央体育館に集い、「クワットゴールボール」と「ドッヂビー」を楽しみました。

 

 今年度4回目となる交流会だけあって、お互いが積極的に関わる姿が印象的でした。附属坂戸の生徒達が授業で考案したアダプテッド・スポーツ(「クワットゴールボール」)は、本校の生徒にとってルールがわかりやすく、楽しめるように工夫されています。ゲームの進行では、どのように説明すれば相手に伝わるか、わかってもらえるかについてよく考えている様子がうかがえました。

 本校の生徒達は、たくさんの支援や配慮によって交流会が展開する中で、毎回安心して活動に参加する様子が見られています。一方では、高等部の生徒達も「ドッヂビー」のルール説明やゲーム進行をする機会を通して、自信を持って伝える姿がとても頼もしく感じました。

 高等部では、この他にTIAS留学生、体育系学生など、多様な交流機会を設定しています。これらの機会は、障害のあるないに関わらず、生徒達が主体的に活動参加する力や、自他を理解し、互いを受け入れる気持ち、「願い」や「意思」を表明するための基礎となる力など、多くの学びが得られるとても貴重な学習経験になっています。

  附属坂戸高校では、高等部との「交流および共同学習」で学んだことについて、公開研究協議会で発表する予定です。彼らがどんなことを感じ、附属大塚の生徒達から学んだことをどのように伝えるのか、そして共生社会の実現に向けてどのようなアピールをするのか、とても楽しみです!

 

12月16日 高等部トピックス

つくば国際スポーツアカデミー(TIAS)留学生と交流会を行いました!

 

 高等部では、「総合的な学習」の時間に「国際理解学習」を題材とした単元に取り組んでいます。先週は、「コロンビア」、「ガーナ」、「ハンガリー」、3つの国の出身のTIAS(つくば国際スポーツアカデミー)留学生と交流しました。

 第1部では、アダプテッド・スポーツ交流、第2部では、3つの国のことについてまとめた壁新聞の発表を行いました。

 

 交流会は、3人の留学生が3つの縦割りグループに入り、「おにボール」と「ドッヂビー」の試合を行いました。

 高等部が取り組む「国際理解学習」では、交流する相手国のことについて調べる学習を進めてきました。学んだ知識をどのように生活にいかしていくかを考えた時、実際に調べた国の人と交流することが、本校の生徒達の学習にとって重要だと考えたからです。

 第1部のスポーツ交流では、互いの緊張感が解け、からだを動かしながら自然な関わりがうまれました。そんななかで海外での生活経験があるAさんは、積極的に英語でコミュニケーションする様子が印象的でした。

 共生社会の中で彼らに必要なことは、その社会の中でいかに自己表現できるかどうかです。互いに異なる環境で生まれ、生活するもの同士が、障壁なく自分自身の「思い」や「考え」を伝えることができるようになるためには、こうした交流を通して彼らが人と関わり、表現する機会を設けることが大切な学習経験であると考えます。

 

 第1部を終えると、昼食交流を行いました。縦割りのグループごとに3人の留学生を迎え、自己紹介をしたり、学校のことを紹介したりしました。

 続く第2部では、各班でまとめた壁新聞を発表しました。この単元では、縦割りのグループを更に3つのグループに分け、記事をまとめたり、写真を選んだりするグループや、国旗や3つの国が属する大陸地図を制作したりするグループで活動してきました。それぞれのグループが、自分の言葉やタブレット端末を使って発表しました。

 堂々と調べたことを発表する生徒達の姿は、1学期よりも自信をもって堂々と伝える様子がみられました。

 生徒達は、質問コーナーで日本とそれぞれの国のよさ、どのような勉強をしているのかなどを質問しました。ガーナの留学生は、ゴスペルソングを披露してくださり、第2部の交流会はとても和やかな雰囲気のなかで進められました。交流会の最後には、感謝の気持ちを込めて大塚祭で歌った「結〜ゆい(作詞作曲:miwa)」の合唱をプレゼントしました。

 生徒達にとって今回の交流は、とても貴重な経験となりました。3つの国が、彼らにとってきっと身近な国となったことでしょう。

 3学期、次の単元では、TIASの留学生達に日本の文化を紹介するための学習に取り組みます。3つの班が、日本の国についてどのようにまとめ、発表するかが楽しみになってきました。

 

 交流会を直前に控えた先週、「国際理解学習」の授業研究会が行われました。そこでは、高等部教員がこの単元を通してみられた生徒達の育ちを発表しました。単元を通した一人一人のエピソードから、「主体的に学ぶ姿」、「協同で目標に向う姿」、「協力し合う姿」、「役割を分担する姿」、「互いに認め合う姿」があったことを発表しました。

 高等部では、TIAS交流会以外にも、附属坂戸高校との交流や、オリンピック・パラリンピック交流など、様々な「交流および共同学習」に取り組んでいます。こうした行事は、それそのものが目的ではなく、その活動に向けた日々の学習の積み重ねがどう本校の高等部が目指す生徒像や生徒一人一人にとっての育ちや学びに結びつくかを考えることが大切です。

 「総合的な学習」で取り組んでいる「国際理解学習」の単元では、多様な教育的ニースを有する生徒達24人全員の学びを深めるよい学習機会となっていくことを願いながらこれからも取り組んできます。

 

(参考)

つくば国際スポーツアカデミー(TIAS)とは
 

 TIASは、日本政府が推進するスポーツおよびオリンピック・パラリンピックムーブメント普及のための「Sport for Tomorrow」プログラムの一環であり、政府の全面的な支援を受けています。TIASの母体である筑波大学は、アジア初の国際オリンピック委員会(IOC)委員である嘉納治五郎を前身校の学長に持ち、100年以上にわたって日本のオリンピック・ムーブメントを牽引してきました。2020年オリンピック・パラリンピック競技大会を見据え、TIASでは、世界から選出された学生と交流し、オリンピック・パラリンピック教育をはじめ、最新のスポーツマネジメント、ティーチング・コーチングなど、幅広く学んでいます。

11月28日 高等部トピックス

ブラボー!大塚祭!〜その2 午後の部〜

 

 大塚祭の午後、高等部では毎年3年生がスターバックスコーヒージャパンとコラボしたカフェを企画しています。今年も水道橋後楽森ビル店の協力をいただきおいしいスターバックスのコーヒーを販売しました。

 この企画は、キャリア学習の一貫として民間企業の協力をいただきながら働くために必要なマナーや接客の仕方について学習することを目的としています。生徒達は、事前にスターバックスの職場を見学し、スタッフが接客する姿やバックヤードで働く姿を見学してきました。また、店内の様子を知り、自分たちはどのような模擬店にしたらよいかについて考えてきました。

 そんな生徒達が考えたカフェの名前は「もみじカフェ」、秋をテーマに彼らが考えた企画は、店内をもみじと俳句でいっぱいにすること。模擬店の壁面には、高等部生徒や当日のお客さんが詠んだ俳句をたくさん掲示しました。

 生徒達は、スターバックスのスタッフと一緒にコーヒーをテーブルに運んだり、挨拶や片付けをしたりしながら接客の仕方について学習しました。

 お店は大盛況!たくさんのお客さんに喜ばれていました!

 

 この他に、1年生と2年生が作業製品の頒布やアダプテッド・スポーツ体験コーナーを企画しました。全ての生徒が自分の役割に最後まで取り組む姿が印象的でした。

11月22日 高等部トピックス

ブラボー!大塚祭!〜その1 ステージ発表〜

 

 先週、大塚祭が行われました!

 高等部が取り組んだステージ発表「コーラス・キッズ・ラプソディ」は、24人の生徒一人一人がいま持てる力の全てを精一杯発揮して大成功でした!

 当日に向けては様々なドラマがありましたが、なんとか無事に発表を終えることができました。

 本番の生徒達の姿をみて率直に感じたことは、劇中、24人の生徒達自身が彼ら自身の力で成功させようと努力していたこと。そして、生徒同士が支え合いながら劇と音楽を作り上げていたことです。彼らのその秘めた力、精一杯互いの力を発揮しようとステージに向かう力を感じました。

 劇中の台詞のように、24人の足し算ではなく、掛け算となって作り上げていたと思います。

 エンディングでは、生徒全員の素敵なところを発表し合いました。仲間に向けた言葉は、全て生徒達が考えたものです。教師の台本ではない、彼らのメッセージを彼ら自身の言葉で仲間に向ける姿は、とても感慨深いものがありました。

 幕が降りた時、その達成感から誰もが満面の笑みを浮かべていました。ステージを降りた生徒達のなかには感極まって泣いてしまう生徒がいたり、緊張感から開放されてどっと疲れた表情を見せた生徒がいたりしましたが、お昼をはさみ午後にはみんな充実感に満ちたいい顔をしていました。

 高等部Challenge3部作、次回は生徒達がどんな物語を作ってくれるか楽しみです!

11月18日 高等部トピックス

いよいよ明日本番!大塚祭!

 

 特別日課が始まってからの3週間、高等部では、日課の全てを大塚祭に向けた取り組みにするのではなく、これまでの学習はできるだけそのままに、学部や学級単位で取り組んでいること、また附属坂戸高校との交流会なども大切にしながら、限られた時間の中でも一人一人の力が発揮できるように取り組んできました。

 シンプルな構成の中で、「音楽」で取り組んできた活動を中心に磨きをかけ、ちょっとした演出を加えながら作り上げた「コーラス・キッズ・ラプソディー」。この間の生徒達は、活動に向かう気持ち、意欲、姿勢が大きく変化していきました。彼らを指導して感じたことは、自信がなく消極的だった子ども達も確実に「やりたい(挑戦したい)」という強い気持ちを持てるようになってきたこと。そして、目標に向かって努力することが心地よいと感じていること。そんな様子がうかがえました。見ていてとても気持ちがいい姿です。

 なかには緊張感に押しつぶされそうになる生徒や、興奮した気持ちや不安からストレスを上手に調整できず、ドキドキしたり、イライラしたりする生徒がいました。それは、当然の姿です。そんな時に、自分はどうすればいいのか、誰に頼ればいいのか、その時々の対処方法について学ぶことが必要です。私たち教師も、こうした生徒達の姿を通して多くのことを学ばせてもらっています。

 とにかく、結果はどうであれ、これまでのプロセスのなかで、みんなは成長しました。その姿を間近で見ることができ感無量です。

 みんな、明日は大丈夫。自分を信じ、友達を信じて堂々とステージに上がろうね!

 

11月11日 高等部トピックス

坂戸高校交流会を行いました!

 

 週末、筑波大学附属坂戸高等学校と今年度2回目の交流会が行われました。今回の交流は、坂戸の生徒達が主体となって企画し、坂戸市総合体育館を会場にアダプテッド・スポーツを行いました。競技は大塚高等部考案の「オニボール」と、今回のために坂戸の生徒が考案した「クワッドゴールゲーム」を行いました。

 「オニボール」が今回初めての経験となる坂戸の生徒達ですが、手加減なしのガチンコ勝負に大興奮でした。続く「クワッドゴールゲーム」は、正方形のコートの角と角を結んで四分割した三角の陣地に4チームが入って行うボールゲームです。ルールは簡単。腰を下ろした姿勢で相手のゴールラインをボールが越えるように転がします。4チーム対抗で行い、入れられた得点が低いチームが勝ちとなるゲームです。三角形のコートに入る人数は1チーム3人。鈴入りのソフトタッチボールを同時に2個使ってゲームを行いました。始めは遠慮しながらやさしく転がしていた坂戸の生徒でしたが、大塚の生徒が勢いよく転がす姿を見て両者共に勝負への執念に火が着きました。

 転がってきたボールへの対応が遅い生徒には、緩いボールを、ほぼ対等に闘う生徒には、速いボールを転がす坂戸の生徒達の配慮があり、みんなで楽しくアダプテッド・スポーツ交流を行うことができました。

 ゲームの後は、一緒に弁当を食べながら交流を深めました。坂戸の生徒達は、大塚の生徒に障害があることを意識することなく関わる姿が見られ、お互いが素直に自己表現しながら時間を過ごす様子に私達教員もうれしくなりました。その楽しく会話をする姿に、高校生同士で交流することの意義をあらためて感じました。次回は12月。今度は附属大塚が新しいアダプテッド・スポーツゲームを提案します!

 

11月2日 高等部トピックス

高等部学園劇Challenge3部作Ⅰ「コーラス・キッズ・ラプソディー!」

 

 11月、大塚祭特別日課が始まりました。今年のステージ発表は、「音楽」の学習で取り組んできた合唱や合奏などを組み込んだ劇を行います。題して「高等部学園劇Challenge3部作Ⅰ コーラス・キッズ・ラプソディー!」、3つのグループ発表を軸に、笑いあり、涙あり、最後は感動的な結末が待っている学園ドラマです。

 この演目は「ブラバン・キッズ・ラプソディー(石川高子著)」に描かれた実話をモチーフに物語が展開します。「仲間の絆、互いに支え合うことの大切さ」をテーマに、生徒達が自信を持って未来に向かってほしいという教師の願いがこめられています。

 今回の取り組みは、決して大塚祭のためだけの行事ではありません。高等部では、日々の学習の積み重ねを発表する場と捉え、以下のような教育的位置づけと目標を確認しました。

 

   1)大塚祭ステージ発表に向けた取り組みの教育的な位置づけ:

①自尊感情(自分自身をポジティブに捉える気持ち)を育む表現活動(主に「音楽」)

②自尊感情の育ちを支える多様な評価活動

 

2)大塚祭単元の目標

①音楽と劇による表現活動を通して、目標に向かう気持ちを共感したり、努力する姿を認め合ったりする気持ちを育む。【自他理解と尊重】

②ステージ発表に向けた取り組みの中で、互いの役割を意識しながら主体的に活動に参加する。【役割と協同】

③学習の取り組みや成果を互いに評価することによって、自己と他者の良いところを見つける。【振り返りと相互評価】

 

 先日あるクラスの「生活」では、「自分について考えよう!」「友達のことを考えよう!」という題材の学習を行いました。この授業は、目標③にあたるもので、高等部全クラスが行います。

 授業では、自分のことをどう思うかという質問に、生徒達はネガティブな発言ばかりしていました。日頃、それだけ注意や指摘を受ける機会が多い証拠でしょうか(反省・・・)。なかには涙ぐむ生徒もいました。大塚祭に向けたこうした単元では、自分と他者のいいところを認め合い、自信をもってポジティブに自分を捉える気持ちが育ってほしいと願っています。 

 フィナーレが笑顔で終わるのか、それとも涙で終わるかは、観てのお楽しみ・・・・。

「国際理解学習」の単元Ⅱがスタートです!

 

 先日、新しい「国際理解学習」の単元がスタートしました。1学期には、筑波大学のTIAS(つくば国際アカデミー)で指導するインド出身のランデープ・ラクワーク先生、そして筑波大学でヨーガを教える髙橋玄朴先生との交流会に向けて、インドの調べ学習を行ってきました。今回は、TIASの留学生との交流会に向けた調べ学習を行います。

 附属大塚との交流会に関心を持ってくれた3人の留学生の国が、この単元で各グループが調べる国。その国名は、南米の「コロンビア」、西アフリカの「ガーナ」、ヨーロッパの「ハンガリー」です。

 生徒達は、まず授業で国名のわからない国旗と地図のシートを選びました。国の名前を調べる手がかりをその2つ。授業はまずその国名を調べるとことからスタートしました。タブレット端末を使って「ブリタニカ国際百科小事典」を使う生徒達。プロジェクターに画面を投影し、「この国はアジアじゃない?」「違ったヨーロッパだよ」と言いながら地域を絞り、3つの国のページに辿り着いていきました。

 調べたことはこれまで同様に壁新聞に掲示しています。12月には、TIASの学生を招待して発表会を行い、アダプテッド・スポーツ交流を行う予定でいます。留学生は、オリンピック・パラリンピック教育を学び、世界のスポーツの発展を目指すために筑波大学で勉強しています。附属大塚が発信しているアダプテッド・スポーツもきっと世界中に伝えてくれることでしょう。

 

 高等部では、生徒同士が互いに支え合いながら学びを深める「協同学習」を通して5つの願いを育んでいます。その一つが「調べること、まとめること、発表すること」経験の積み重ねによる「意思表明できる力」を身につけることです。将来の社会や文化的活動に参加する生徒達が、自分の願いや意思を自分の言葉で「表明」する力を持つことが、障害のある人たちの生活を豊かにし、彼ら自身の言葉で社会に伝えることが、多様性を尊重する共生社会の実現につながると考えるからです。そのために、表現の仕方は人それぞれです。言葉で願いを伝えることも、ICT機器を活用して物や活動を選択することも同じ「意思表明」です。

第2次現場実習報告会が行われました!

 

 1年生、3年生が現場実習を終え、在校生や保護者を前に堂々と2週間の実習の成果と今後の課題について発表しました。

 1年生にとっては、初めての現場経験でした。緊張し、戸惑いながらも最後まで頑張ることができたようです。2年生の実習につなげるためにもしっかり振り返りをしてください。

 3年生では、今回の実習で進路が決まる生徒がいれば、今後も現場実習を継続する生徒もいます。自信を失うことなく、最後までポジティブに目標へ向かって欲しいと願っています。

10月20日 高等部トピックス

大塚のオリンピック・パラリンピック学習をIOC委員に紹介しました!

 

 昨日、つくば国際スポーツアカデミー(TIAS)が主催するスポーツ・文化・ワールド・フォーラム学校訪問セクションが本校で行われました。

 IOCウ・チンクオ理事、セルミャン・ウン事理はじめ、4名のIOC関係者をお招きし、このほかに国内組織委員会関係者、附属学校教育局関係者、TIAS関係者と学生44名が参加するなか、特別支援学校におけるオリンピック・パラリンピック教育(学習)の実践を紹介しました。

 会の進行は、高等部3年生の生徒2名が英語と日本語で行い、緊張しながらも堂々とスピーチする姿がとても凛々しかったです。

 高等部が考案したアダプテッドスポーツ「オニボール」の紹介では、附属坂戸高校の生徒26名、TIASの学生9名が3クラスに分かれて入り、一緒にゲームを行いました。三者が一緒にチームを組んで行った「オニボール」は、国の違い、年齢の違いを超え、また障害のあるないに関わらず全員が楽しむ様子がうかがえました。そのインクルーシブな展開にIOC委員の方々からは、「思わず参加したくなりました!」という感想をいただき、生徒達も喜んでいました。

 ゲーム紹介後は、高等部生徒がメディアの取材を受け、自らの言葉で発言する姿が見られました。

 学校訪問セクションの終わりには、IOC委員に対して高等部教員が本校を代表してオリンピック・パラリンピック教育(学習)の取り組みを紹介し、活発な質疑応答が行われました。そこでは、オリンピック・パラリンピック教育(学習)が2020年をゴールとするのではなく、生徒達の自尊感情や社会性を育む教育の一つとして、また多様性を尊重する共生社会の実現に向けた取り組みとして、その価値を大切にしていくことを伝えました。

 このイベントの様子は、NHK NewsWebで紹介されました。また、翌日には筑波大学東京キャンパスで行われたスポーツ・文化・ワールド・フォーラムでIOCバッハ会長が筑波大学名誉博士号の授与式と講演があり、附属11校から生徒代表が2名ずつ参加しました。

 

次の「国際理解学習」はTIAS交流会に向けた取り組みです!

 

 学校訪問セクションが行われた同日、「国際理解学習Ⅱ」の単元が始まりました。2学期の単元では、12月にTIAS留学生との交流会を企画しています。今回は、本校との交流に関心を持ってくださったガーナ、ハンガリー、コロンビアからの留学生にそれぞれの国について調べたことを発表します。このほかに、交流会では、多くの留学生と「オニボール」を行う予定です。こちらも楽しみです。

 

 今週、第1回国際理解検定が行われました。この検定は、「国際理解学習」における諸外国の知識の習熟を評価するなかで、学びの意欲と自尊感情を育むことを目指した取り組みです。二つのコースに分かれて行った今回の「インドコース検定」では、どの生徒にも認定証が授与されます。

 ★★★コースを受検した生徒達は、緊張した様子で問題を解いていました。「難しかった」「勉強したところが出て解けた」「また受検したい」様々な感想が聞けました。

 第2回は、こらから学習する「ガーナ」、「ハンガリー」、「コロンビア」の国です。生徒達には、学ぶことの楽しさをより深めてほしいと願っています。

10月14日 高等部トピックス

大塚祭に向けた取り組みが始まりました!

 

 今年も大塚祭の季節がやってきました!高等部では、「互いに支え合い、尊重し合う生徒の姿」をテーマに学園劇を行い、「音楽」の授業で取り組んでいる合唱などの表現を発表します。なかでも注目は、先日行われたNHK合唱コンクール(Nコン)の課題曲、「結〜ゆい」(作詞作曲:miwa)の二部合唱にチャレンジすることです。既に高等部2年生では、学部の練習に先立って合唱の練習を始めていました。先輩後輩が現場実習中に猛練習した「結〜ゆい」の合唱を披露した2年生、そしてその歌声を聴いた1、3年生。実際のコンクールの動画にも刺激され、みんなが大塚祭に向けて目標を共有しました。

 合唱の練習は、音楽ソフトを使い、生徒の実態に応じた二部合唱を編曲して行いました。これまでにないチャレンジ、大塚祭当日は、感動のフィナーレとなるでしょうか!?

 

 大塚祭オープニングでは、高等部生徒全員で花笠音頭を踊ります。浴衣姿で踊る生徒の表現は、開校当時から50年以上も続く高等部の伝統です。今週は、今年最初の練習が行われました。堂々とした2、3年生の踊りを手本に、1年生は熱心にその動きを真似ていました。

 

 筑波大学では、オリンピック・パラリンピック・ムーブメントを国際的に高めることを目的に、つくば国際スポーツアカデミー(TIAS)が主催するスポーツ・文化・ワールド・フォーラムを東京キャンパスで開催します。アジアの国際オリンピック委員会委員を招聘する他、スポーツ庁・文科省や附属学校群の関係者の参加と多くのマスメディアが取材に来る予定です。

 東京キャンパスでのスポーツカンファレンス終了後は、学校訪問セクションとしてIOC委員が本校へ来校し、オリンピック・パラリンピック教育の実践内容を視察することになっています。高等部では、昨年、附属坂戸高校交流会で取り組んだアダプテットスポーツ「オニボール」(高等部考案:4月22日高等部トピックス参照)を附属坂戸の生徒と一緒に紹介します。今週、そのデモンストレーションの練習を行いました。当日は、TIASの留学生も参加し、子どもや高齢者、また障害のあるないに関わらず誰もが楽しめるスポーツの紹介します!

 

 

10月7日 高等部トピックス

第2次現場実習の様子を報告します!

 

 今週、第2次現場実習が終了しました。1年生と3年生の生徒達は、それぞれの実習先で卒業後の生活に向けた貴重な経験ができたようです。

 本校では、「暮らす」「働く」「余暇」の3つの「生活」の場を柱に、将来の社会参加や文化的活動への参加を通して、より豊で自分らしい生活の実現に向けた教育を行っています。

 現場実習が初めての経験となる1年生は、不安と緊張の連続だったかもしれません。いつも一緒だった教師も友達もいない環境の中で初めて出会った人たちと生活を共にし、1日通した「働く生活」を経験できました。このことは、生徒一人一人にとって卒業後の生活を知るよい機会となり、また自信となったことでしょう。

 3年生にとっては、これが最後の実習となりますが、進路先の決定までには、今後実習を繰り返す生徒もいます。残された高校生活最後の時間を有意義に過ごすと同時に、将来の「自分らしい生き方」について考え、自立と社会への参加に向けてできることを積み上げてほしいと願います。また、教師一同、みんなを応援しています。そして、いつでも支えになります!

 「頑張れ!大塚!未来に向かってKO・TO・BU!」

 

 

 

10月5日 高等部トピックス

「家庭」で調理実習を行いました!

 

 高等部の「家庭」では、三群点数法を用いたバランスのよい食事について考える学習を行っています。高2では、生徒が給食の献立写真に赤、黄、緑のシールを貼って三色のシールの数を数えながらどのような栄養素が含まれているか調べました。

 修学旅行が中止となった先週4日間は、給食がなかったため、生徒は、コンビニで弁当を買う学習にも取り組み、3つの栄養素をバランスよく摂るためには、何を買えばよいかについて考えることができました。楽しく食事した後は、一人一人の弁当をスクリーンに映し、みんなで栄養の偏りがないかを考えました。

 一方で調理実習にも取り組みました。生徒達は、ここでも三群点数法を使い、青森の郷土料理「せんべい汁」、塩鮭、野菜炒め、白米、津軽のリンゴといった栄養満点の献立を考えました。買い物から調理までは、2つのグループに分かれて行い、タブレット端末の情報をもとに生徒自身が調理レシピを考えて学習シートに記入しました。

 役割分担をしながら取り組んだ調理は、思った以上に一人一人が活躍し、短時間にとてもおいしい「青森せんべい汁定食」ができました。1品1品、生徒達が心を込めて作ったとあってみんなが「おいしい!おいしい!」と連呼。次回は、九州の郷土料理に挑戦したいそうです。楽しみですね!この機会に家庭でもチャレンジしてほしいと思います。

 

 

9月30日 高等部トピックス

2年生は津軽三味線ライブに行ってきました!

 

 東北地方の伝統文化について学習してきた2年生では、浅草で津軽三味線ライブを聴きに行ってきました。

 高2では、青森県、岩手県地方の修学旅行が中止となってしまいましたが、修学旅行に向けて取り組んだことは貴重な学習経験となりました。先週は、浅草寺近くにある「和えん亭吉幸」というお店で津軽三味線ライブを楽しみました。純和風の佇まいで趣のあるお店の個室に入った生徒は、その雰囲気が気に入った様子。彩りのきれいな和食御膳をいただきながらプチ修学旅行気分を味わいました。

 食後に行われたライブでは、二人の演奏者が食事をした部屋で津軽三味線を演奏してくれました。また、附属大塚では大塚祭のオープニングでおなじみの「花笠音頭」や「ソーラン節」の民謡も歌っていただきました。最後はダイナミックな「津軽じょんがら節」の演奏で盛り上がりました。修学旅行に行ったみたいで楽しかった、という生徒達。本当によかったね!

 午後は、銀座にある熊本アンテナショップ「銀座熊本館」に行って調べ学習をしてきました。震災復興、防災教育を修学旅行の目的に掲げる高等部では、新たな行き先として、熊本、長崎方面の修学旅行を企画しました。熊本では、熊本大学教育学部附属特別支援学校高等部との交流会を行います。

 東北地方の文化について学習してきた高2では、今後、九州地方の文化について学んでいきます!次の校外学習は、もちろん長崎アンテナショップです!

 

 

9月29日 高等部トピックス

高等部「国際理解検定」通称「国検」を行います!

 

 高等部では、「総合的な学習の時間」で取り組んでいる「国際理解学習」に関する知識の習熟と、それらを生活に生かす力を評価する「国際理解検定」を行うことになりました。

 今回行われる第1回国検定では、1学期に取り組んだインドの文化についての問題が出題されます。夏休み、学習シートを使って更に詳しく学びを深めてきた生徒達は、検定実施の発表を聞くと一瞬どよめきが起こりました。しかし、その後は「やりたい!」「頑張る!」という意欲的な返事が返ってきました。

 期日は10月中旬、テキストを繰り返し勉強して少しでも多くの問題にチャレンジしようね!みんなで認定証をゲットしよう!

 

 来月から始まる第2期「国際理解学習」では、TIAS(筑波スポーツアカデミー)留学生との交流に向けたアジアの文化について学習する単元が始まります。こちらも楽しみですね!

9月27日 高等部トピックス

無念!キックベースポール大会欠場!

 

 高等部では、6月からキックベースボール大会に向けて練習を積み重ねてきました。しかし、今年度の大会は台風16号による天候不順によって順延となりました。高等部では、第2次現場実習を控えていることから、順延の場合は欠場となってしまいます。従って今年も昨年に続き涙をのむ結果となってしまいました。

 高等部では、練習の成果を発揮できる機会をなくして悔しがる生徒達を励まそうと、予定していたキックベースボール大会当日に体育館でミニスポーツ大会を実施しました。キックベースボール、ワンベースともに対教員チームと真剣勝負を行い、楽しく盛り上がりました!来年こそは天気を見方によい成績を残したいですね!

 

 

 

9月26日 高等部トピックス

第2次現場実習壮行式が行われました!

 

 先日、第2次現場実習壮行式が行われました。今回は、1年生と3年生が現場実習を行います。それぞれの学年では、2学期が始まり、実習先の情報や仕事内容、目標などを現場実習ノートに記入したり、一人一人が課題について教員と相談したりしながら準備をしてきました。1年生にとっては、高等部生活初めての現場実習です。どの生徒も緊張感をもって実習に向けた準備や壮行式での発表準備をしてきました。

 何度も実習を重ねてきた3年生も、今回の実習が卒業後の進路を決める大事な実習となります。自分で決めた目標に向けて精一杯取り組んでほしいと願います。

 

 発表当日、人前で話すことが苦手だったAさんは、ひとことひとことはっきりと仕事内容や目標を発表できました。こうした行事のたびに多くの生徒達の成長を感じることができてうれしく思います。

 

 今回の壮行式では、2年生が司会進行を務めました。一人一役、それぞれの生徒が責任をもって壮行式の進行を行いました。

 1年生、3年生のみなさん、今回の実習が実りある実習となるよう頑張ってください。応援しています!

9月15日 高等部トピックス

青山学院大学女子卓球部と交流会を行いました!

 

 これまで多くの交流会の企画・運営を行ってきた高等部では、交流会に向けた取り組みの役割が決まると活動に向かう集中力が一気に高まります。今回の交流では、ウェルカムボード班、司会・進行・挨拶班、ゲーム進行・実演班、ファイトの歌・プレゼント班の4つに分かれて本番に向けた準番を行ってきました。

 午前の第1部は、全校で歓迎会を行いました。生徒代表の言葉、青山学院大学女子卓球部の紹介をした後、学生にデモンストレーションをしてもらいました。迫力のあるラリーにみんな大興奮。何度も続く力強いスマッシュや、それを打ち返す姿に歓声が湧いていました。

 チャレンジコーナーでは、卓球とゴロ卓球に挑戦し、全員が選手と対戦しました。どの生徒も真剣に白球を追う姿がとても印象的で、相手のコートに球が入って喜ぶ生徒がいたり、勢いよくスマッシュが決まって大喜びする生徒いたりと、なかなか見応えがありました。

 高等部では、昼休みに卓球をしていますが、上手に打ち返す様子を見ていると、子ども達にとって経験の積み重ねが大切であることに気づかされます。

 

 学生は、一緒にクラスで給食を食べ、昼休みも生徒と卓球をして過ごしました。互いに年齢が近いことから気軽に声を掛ける様子がみられ、楽しく会話をしていました。

 

 午後の第2部は、高等部生徒のみの交流会を行いました。学生一人一人に、これからの目標や夢の実現に向けて大切にしていることなどをお話していただきました。目標は、全員が1部昇格と優勝です。夢の実現に向けては、日々の努力を積み重ねることや、自分の弱さから逃げずに向き合うことを大切することだそうです。学生の言葉は、きっと生徒の心に響いていると思います。

 

 今回の交流は、生徒達にとって身近なスポーツである卓球を通した交流会でした。スポーツを通して生徒が主体的に活動に向かう気持ち、さらに学生との交流を通してメディアで目にするスポーツへの関心がさらに高まったのではないでしょうか。子ども達にとってこうした生活経験は貴重であり、彼らの生活に欠かせないものであると考えます。今日はとても充実した交流会でした!

9月12日 高等部トピックス

卓球の関東学生秋季リーグ女子2部の応援に行ってきました!

 

 オリンピック・パラリンピック教育(以下オリパラ教育)に取り組む本校高等部では、「人生の先輩」「憧れの人」「見習いたい人」としてオリンピアン・パラリンピアンの経験談や夢を叶えるために大切にしていること、またオリパラ教育の柱である7つの価値(卓越、友情、尊敬、勇気、決断力、平等、鼓舞)の意味や大切さを知り、自分のこととして置き換えて考えることで、より主体的に日常生活に向かう力を育んでいます。

 

 これまで、多くのオリンピアン・パラリンピアンと交流してきた高等部では、今週、青山学院大学女子卓球部と交流会することになりました。今年2月にアテネオリンピック男子卓球代表の新井周選手と新井愛コーチと交流した生徒達は、すっかり卓球ファンです。昼休みには体育館で卓球台を準備し、白熱したラリーを展開しています!?

 今月10日(土)には、関東学生秋季リーグが和光市総合体育館で開催され、大塚を代表する生徒達が応援に行きました。縁があって知り合った青山学院大学の学生を一生懸命応援する生徒の姿が印象的でした。

 今週は、4人の部員が本校に来校します。ただいま、交流会の企画、運営の準備にみんな大忙しです!

9月9日 高等部トピックス

謹んで台風被害のお見舞いを申し上げます

 

 このたびの台風10号通過による大雨によって、岩手県をはじめとする北海道地方で甚大な
被害が発生しました。この被害により犠牲になられた皆様のご冥福をお
祈りいたします。また、被害を受けた方々に対しまして、心からお見舞い申し上げ
ます。

 本校高等部の修学旅行は、青森県から岩手県内の久慈市、岩泉町、宮古市での活動を予定していました。しかし、このたびの台風によって被害を受けた鉄道や道路の復旧状況から、生徒の安全を最優先に考えて修学旅行を中止するとこになりました。現地の方々のお気持ちを考えるととても辛いですが、今後は、被災地支援についてできることを生徒と一緒に考えていきたいと思います。

いよいよキックベースボール大会です!

 

 2学期がスタートしました!

 今月21日(水)は、東京都特別支援学校・特別支援学級設置学校体育連盟主催のキックベースボール大会です。1学期から練習を積み重ねて来た生徒達は、大会に向けて熱が入ります。今週、火曜日は日差しが強い一日でしたが、キックベースボール、ワンベースボールともに一生懸命ボールを追う姿が印象的でした。雨天順延になった昨年、代日に予定が入っていた附属大塚では、やむなく出場を辞退しました。今年こそ練習の成果を発揮してほしいと思います。

いわて銀座プラザに行ってきました!

 

 修学旅行に向けて事前学習に取り組んでいた2年生は、青森アンテナショップでの調べ学習に続き、東銀座にある「いわて銀河プラザ」に行って来ました。2年生になって交通機関を利用した校外学習は初めてでしたが、みんなルールやマナーを意識しながら参加することができました。店内には岩手県の工芸品や特産物が陳列されており、加工品を試食できるコーナーもありました。生徒達は、学習シートを片手に鉄器や漆塗り、琥珀のアクセサリーなどを見て来ました。また、たくさんのパンフレットをいただき、最後はお楽しみの小岩井農場ソフトクリームを食べてから昼食の弁当を買って学校に戻りました。三陸産のイクラがたっぷりのったお弁当は大人気で全員が完食しました。

 修学旅行は時期を改めて計画することになりましたが、生徒達にとって日本の様々な地域の自然や文化について学ぶ機会は貴重な経験です。3学期の国際理解学習で自国の伝統と文化についての単元を計画している高等部では、これまでの学習成果をいかしていきたいと考えます。

初めての現場実習!高等部1年生

 

 高等部になって初めて現場実習に行く1年生の教室では、実習日誌に目標を書いたり、通勤経路を確認したりしながら現場実習に向けてどのような姿勢で取り組むのかを考える学習をしています。7月の進路校外学習で働く場を見学してきた1年生は、緊張の面持ちで担任の話を聞いていました。

 でも、大丈夫。先輩達は、うまくいくことと、そうでないことを繰り返しながら、自信をもって前向きに取り組む姿勢や、失敗しても次頑張ろうとする気持ちを持つことの大切さを学んでいます。みんなも頑張りましょう!

8月26日 高等部トピックス

附属坂戸高校交流会の2日目は講道館で柔道体験をしました!

 

 2日目の交流会は、柔道の総本山である講道館道場で行いました。

 この道場は、世界各国から毎日たくさんの修行者が集まり、柔道の稽古に励んでいるところです。

 講道館は、明治16年に柔道の創始者である嘉納治五郎先生が設立しました。嘉納先生は、柔道・スポーツ・教育分野の発展や日本のオリンピック初参加に尽力するなど、明治から昭和にかけて日本におけるスポーツの道を開いた人でもあります。

 また、筑波大学とも縁が深く、東京高等師範学校附属中学校(現筑波大学附属中学校・高等学校)の校長も務めていました。嘉納先生の立像は、この講道館の玄関、そして筑波大学内、附属小学校に隣接する占春園(附属大塚の前身となる附属小学校5部があった場所)にも建っています。

 

 交流は、広さ500畳、420枚の畳が敷かれた講道館の大道場で行いました。生徒達は、お借りした柔道着を着用し、柔道の礼儀作法から帯の結び方、柔道の技、受け身の取り方などについて教えていただきました。

 今回の指導は、附属高校の教員を40年間務め、現在講道館の道場指導部長の鮫島元成先生他3人の先生にご指導いただきました。

 鮫島先生は、全日本柔道連盟強化コーチとしてソウルオリンピック、バルセロナオリンピックはじめ多くの国際試合で全日本ナショナルチームの指導を行った方でもあります。夢のような場所、そして夢のような先生に教えていただく大変贅沢な交流会でした。

 

 柔道場に立つ経験が初めての生徒達は、その広さにまず驚きでした。まだ、選手が怪我をしないようスプリングの効いた畳の上を跳んだり、走ったりしながら不思議な畳の感触を楽しみました。

 大塚の生徒一人一人に坂戸の高校生がつき、一緒に指導を受けました。大塚の生徒は、組み手を交わし、相手を押したり引いたりする経験が初めてです。最初は戸惑う大塚の生徒でしたが、高校生にやさしくリードにされ徐々に笑顔が見られるようになりました。みんなとても真剣でした!

 

 昨日の交流では、キックベースボールでしたが、本日は身体と身体で相手と向き合う柔道の交流ということもあり、これまで以上に互いの距離が近づいたように感じました。坂戸高校の生徒達が積極的に大塚の生徒に関わる姿やそれに応える大塚の生徒の姿がとても印象的でした。

 

 柔道体験の後は、本校が企画したレクリエーションを行いました。

「ヨーガポーズ陣取りゲーム」と題したこのゲームは、畳の上に示されたマーカーを奪い合うゲームです。このゲーム、高等部教員が講道館を見学した際、スペシャルオリンピックスで柔道を指導するオランダ、ノルウェー、フィンランド、そして日本の指導者が練習会で行っていたゲームをアレンジしたものです。難しい技を使わなくとも畳の上でマーカーを奪われないように踏ん張ったり、押し倒してマーカーを奪ったりする楽しいゲームで盛り上がりました。

 

 次回の坂戸高校交流会は11月です。少し先ですが、今度は大塚の生徒が坂戸高校に行って、高校生が企画した交流会に参加します。とても楽しみです!

8月25日 高等部トピックス

附属坂戸高校交流会を行いました!

 

2学期まであと数日となりました。本日は登校日です。

高等部では、恒例の附属坂戸高校との交流会を行いました。

 

久しぶりに登校した生徒達は、長い夏休みを充実して過ごしていた様子が伝わるいい表情をしていました。交流相手の坂戸高校の生徒は、「介護福祉基礎」「体育を科学する」という科目を履修する生徒が25名。他に筑波大学「アダプテッド体育授業理論・実習」の学生9名も一緒に参加しました。

坂戸高校との交流会は2日間続けて行われます。本日は、近隣の野球場でキックベースボールの練習をしました。大塚の生徒も坂戸の生徒も暑さに負けず広々したグランドで思い切り身体を動かしました。9月21日には、東京都特別支援学校・特別支援学級設置学校体育連盟主催のキックベースボール大会が行われます。本校は、ワンベースとキックベースのそれぞれにエントリーしています。本日の練習は、本番を想定した実践的な?練習が行われました。

 

交流会に参加する坂戸の生徒は、本校教員の事前学習を受けています。心構えのある生徒達は、対面してすぐに積極的な関わりをする様子が見られました。練習の後は大塚と坂戸混合のチームで試合を行いました。大塚の生徒の本気に目が覚めた坂戸の生徒もガチで参加していました!

 

汗を流した後は、教室で一緒に弁当を食べました。なかなか会話が弾まないグループに「◯◯くん、実は鉄っちゃんです!」と紹介するとそこから会話が盛り上がり、坂戸の生徒の質問に笑顔で答える大塚の生徒が印象的でした。昼食の時間が一番楽しそうでしたね。

 

食後は、ミライの体育館プロジェクトで開発中の「星座ゲーム」で交流を行いました。このゲームは、本校体育館の床に投影されたプロジェクションマッピングによるゲームです。まず、生徒達は、床に表示された人数で仲間を作り、点滅した星の上に立ちます。全員が揃うと星座の絵が浮かび上がり、完成までの時間を競います。人数は5名、8名、10名と徐々に増え、最後は24名にまでなりました。その度に生徒達が協力して仲間を作り、スムーズに移動できない大塚の生徒を援助する様子も見られるようになりました。なかなか面白かったですね。暑さを除いては・・・。(開発途中のため、HPでの写真掲載はしばらくお待ちください!)

 

 明日の交流は、近くにある講道館で柔道体験を行います。こちらも楽しみです。メダリストに会えるかな・・・?

 

7月15日 高等部トピックス

ヨーガ教室と国際理解(インド)学習発表会を行いました!

 

 今週、「総合的な学習の時間」でインドの国際理解学習発表会が行われました。

 筑波大学でヨーガの講座を指導している髙橋玄朴先生、筑波大学大学院生命環境科学研究科のランディープ・ラクワール教授をお招きし、第1部にヨーガ体験、第2部に学習発表会を行いました。

 第1部、髙橋先生は、ヨーガについての話や、様々なヨーガのポーズをわかりやすくスライドで示してくださりました。

 インドの小学校では、ヨーガについて勉強しているようで、教科書には、人の心が生き物の全てに向けて開いており、ヨーガを通して、動物や鳥達と仲良くなれるという話や、ヨーガのポーズは、様々な生き物の形を表現しているという話を聞きました。

 ヨーガ体験では、体を使った呼吸法、そして様々なポーズを教えていただきました。柔軟体操が苦手で、身体が硬い生徒は、なかなか思うようにポーズが作れず、苦労していましたが、痛い痛い!と言いながらも一生懸命取り組む姿が印象的でした。

 約1時間半という長い時間もあっと言う間に過ぎてしまい、気がつくと生徒達の姿勢が整い、落ち着いた表情に変わっていました。最後には、蓮の花のポーズと呼ばれる姿勢で瞑想し、数分間、誰もが声を出さず、静かに時間を過ごすことができました。驚きです。これもヨーガの効果なのでしょう。

 

 第2部では、これまでに取り組んできたインドの壁新聞の学習発表を行いました。縦割りで編成したそれぞれの班では、iPadで撮影した新聞記事をプロジェクターで投影しながら編集長(班長)が進行しました。

 どの班も調べたことを整理しながらわかりやすく発表する姿や、先輩後輩同士で助け合う姿が見られ、高等部らしい生徒達のまとまりを感じました。

 この他に、「造形」木片グループの作品紹介や、「音楽」で取り組んでいる「口タブラ」の紹介も行いました。

 

 高等部では、これまでも、オリンピック・パラリンピック教育企画や、坂戸高校との交流会を通してたくさんの発表機会を設けてきました。誰かのために発表するという目標は、主体的に活動に向かう気持ちが高まり、その目的意識が今回の発表会でも生徒達の姿に現れていました。

 質問コーナーでは、髙橋先生にヨーガが作られた理由、その起源、どこで修行したのか、好きな言葉などを質問しました。ヨーガは、4000年以上も前から始まり現在まで発展を繰り返してきたことを聞き、みんな驚いた様子でした。

 ランディープ先生へは、インドで一番好きな場所、インドの食べ物、日本の食べ物、日本のどこが好きかなどを質問しました。美しい山々があるインドですが、先生は、タール砂漠が好きなこと、インドの食べ物より、納豆、焼き魚、みそ汁が好きなことを知りました。この答えには、生徒達も意外だったようです。

 

 本単元で取り組んだ国際理解の学習は、インドが題材でした。生活経験が少ない本校の生徒にとって、行ったことのない未知の国々を知り、その国の生活や産業、自然や文化等を調べ、理解することは難しいことかもしれません。しかし、生徒達は、この学習を通して、新しい知識を得ることの楽しさを知ると同時に、もっと深く知りたいという気持ちが芽生えていました。

 本校高等部での学習経験が、卒業後の生徒達の生活を豊かにし、授業で経験した学びの方法や学習で得られた知識を実際の生活の中でいかすことができるようになって欲しいと願っています。

 

 

7月7日 高等部トピックス

国際理解学習に関連した取り組みを紹介します!

 

 6月から取り組んでいる「総合的な学習の時間」の国際理解学習では、いよいよ明日の研究授業でインドの文化を紹介する壁新聞が完成します。

 一人一人が調べ学習や記事作りに向かう姿勢、そして生徒同士が関わる姿に少しずつ変化が見えてきました。

 1学期の単元では、まず、調べてまとめたり、発表したりする経験を重視しています。縦割りのグループ学習の中で自分の役割を知り、同じ目標に向かう友達と活動を共にするなかで、協力(教える・助ける・譲り合う)することがどういうことかを学んでいって欲しいと願っています。

 

 今週は、国際理解に関する学習を「音楽」や「造形」のグループ学習でも行いました。

 「音楽」では、魅力的なインドの音楽についての学習をしました。「総合」の学習でインドにはたくさんの楽器があることを知った生徒達。どの生徒も興味深く話を聞く様子が印象的でした。

 今回は、「タブラ」という太鼓に似た楽器について勉強しました。インドの音楽はとても奥が深く、なかでもタブラは、全ての指を使って叩く楽器です。その習得には、一生涯かかるとも言われているそうです。

 そこで、生徒達には「口(くち)タブラ」といった練習方法を体験しました。太鼓は叩けませんが、声に出す練習方法がとても面白く、大変な盛り上がりでした。打楽器の好きな高3のAさんは、口ではなく、ボンゴを使って大熱演!たくさんの楽器を扱う「音楽」は、まさに「国際理解」の学習ですね。

 この他に、インドの音階で、「七夕の歌」を歌いました。不思議と外国語で歌を歌っているようで楽しかったです!

 

 「造形」の「木片グループ」では、インドの文化や自然を題材に作品を作りました。選んだのは世界遺産の「タージマハル」やヨーガのポーズ、インドの山々などなど・・・。生徒達は、印刷した写真やiPadの画像を見ながらグルーガンを使って次から次へと木片を接着していきました。完成した作品は、どれも素敵な作品ばかりでした!

7月6日 高等部トピックス

大塚オリパラデー2016が全校で行われました!

 

 オリパライヤーの今年は、全校でオリンピック・パラリンピック、そして国際理解の学習に取り組んでいます。

 先日は、全校イベント「大塚オリパラデー2016」が体育館で行われました。このイベントでは、オリンピク・パラリンピックの理念について話があった後、音楽イベントとして本校オリジナルの「Sun!Sun!サンバ(作詞作曲:ねぎしゆか)」を踊ったり、小学部が取り組んできた「デカパンリレー」を行ったりしました。

 生徒達は、プチ運動会に盛り上がっていました。午後には、中学部とヨーガ教室が行われ、筑波大学でヨーガを教える高橋玄朴先生をお招きして心身をリフレッシュしました。

 高等部が「総合的な学習の時間」で取り組んでいる国際理解学習では、今月14日に再びヨーガ教室と筑波大学で教鞭をとるインドのラクワール先生と交流会を企画しています。

 高等部では、様々な国々の民族、文化、自然などへの興味関心を深め、「知識を得ることの楽しさ」を経験し、「学ぶ意欲」を育てたいと願っています。

 

 今学期、保健給食部でも国際理解に関連した給食の献立を考えました。初回は、オリンピック発祥の地、ギリシャの料理「ムサカ(なすとジャガイモのミートソース重ね焼き)」、「レヴィスア・スープ(ひよこ豆のスープ)」、「ギリシャ風サラダ」、続いて開催国ブラジルの「ガリニャーダ(ブラジル風チキンライス)」、「フェジョアーダ風スープ(定番の家庭料理)」、「シュラスコヴィナグレッチソース(ポークシュラスコ)」、冬季オリンピック開催国韓国の「プルコギ丼」、「サムゲタン(鶏肉を松の実やもち米などと一緒に煮込んだスープ)」を食べました。小さな国旗が懐かしい(大人が?)お子様ランチのようなかわいい盛りつけは、高等部でも生徒達に好評でした。

 

6月30日 高等部トピックス

体育校外学習が行われました!

 

 高等部では、一年間に2回、筑波大学体育専門学群陸上競技場で体育校外学習をお行っています。

 本校から茨城県つくば市にある筑波大学までは、高速道路を使って車で1時間30分。生徒達は、ちょっとした遠足気分で学生が待つ競技場に向かいました。

 体育校外学習では、普段使用することのできない専門の体育施設である陸上専用の400mトラックでタイム計測を行います。今年も50m、100m、中・長距離(800m、1500m)を学生の伴走で走りました。

 この校外学習では、専門学生によるデモンストレーションを間近に見たり、アダップテットスポーツを専攻する学生の指導のもとで疑似競技を体験したりする機会を通して、体を動かす楽しさや心地よさを味わうきっかけとなることを願っています。

 生徒達は、伴走する学生に励まされながら、いつもと違う環境でも精一杯走る姿が印象的でした。今年は、槍投げのデモンストレーションを見せていただいた後、ヴォーテックスフットボールを使った投てきに挑戦しました。

 日頃、「投げる力」を育てる機会がない生徒達ですが、ボールを投げるよりも投げやすく、何度も投げているうちに20から30メートルも飛距離をのばす生徒がいました。

 午前中、学生と運動した生徒達は、クラブハウスで一緒に昼食をとり、再会の約束をして学校に戻ってきました。

 

 生徒達にとって、学校以外の場で人に何かを教わることは、とても貴重な経験です。特に今回は、本学アダプテットスポーツ専攻の学生たちの指導のおかげで、いつもよりも自分の力を発揮できていたようです。

 次回は12月。とても楽しみですね!

6月24日 高等部トピックス1

第1次現場実習報告会が行われました!

 

 高等部2年生、3年生の現場実習が終わると生徒達は、実習の振り返りを行います。実習前に設定した目標に対する自己評価を行い、実習先の評価をもとに次の課題について考えました。今週は、三者面談が始まり、本人、保護者、担任の三者で現場実習を振り返り、3年生に向けての進路先について話し合いました。

 

 今週は、現場実習の発表会を行い、生徒一人一人が仕事内容や目標に対する自己評価、これからの課題について報告しました。発表会は、保護者や他学部の児童生徒が参加しました。生徒は、短い準備期間のなか、実習の振り返りや発表原稿の作成、発表の練習を行ってきました。

 3年生は、原稿なしで堂々と発表する様子が頼もしく、2年生は、緊張しながらも精一杯発表する姿が印象的でした。発表は、スライドや動画による仕事の様子が紹介され、中学部の生徒は、真剣な表情で見ていました。

  昼休み、質疑応答の時間がなく準備した質問を聞けなかった中学部生徒が高等部の教室に来ました。「実習の最後の日はどんな気持ちでしたか」という質問にある生徒は「一緒に仕事した人とお別れするのがさびしかった。」と応えていました。辛かったこと楽しかったこと、様々な経験を積み重ねるなかで、成長する生徒の姿にこれからも期待したいです。

 

 今年度、高等部運営計画では「意思の表明」に向けた力の育成を重点課題として取り上げました。私達教師は、「障害者の権利に関する条約(障害者権利条約)」のなかで明示された「合理的配慮」を、生徒達自身が教育の場や社会参加するなかで、差別を受けることなく個人の権利として「意思の表明」が可能になるために、学校教育のなかでどのような力を育てればよいのかを考えています。

 そのために、高等部では、生徒一人一人の権利や意思を尊重し、本人の「願い」や「意思」を育てる中で、様々な「自己選択」、「自己決定」、「自己表現」の場を設定し、臆することなく堂々と個人や集団に対して主張できるようになって欲しいと願っています。

 

 高等部が、壮行式や報告会に限らず、より多くの発表機会を設定しているのはそのためです。限られた選択肢の中から「私は、◯◯をしたいです。」という自己選択・自己決定する機会が与えられた社会から、多様性が受け入れられ、障害のあるないに係わらず「私は、◯◯がしたいので、〜の配慮をお願いします」という「意思表明」によって、より豊かな社会参加や文化活動に参加できる共生社会が実現して欲しい、それが私達の願いです。

 

※「意思の表明」:「障害者差別解消法(平成28年4月施行)」第7条参照。内閣府広報用リーフレット作成に高等部生徒が協力しています。

6月24日 高等部トピックス2

「言葉で表現すること」と「形で表現すること」

 

 高等部では、「ライフキャリア学習(作業学習)」、「課題学習(自立活動)」、「造形」、「生活(生活単元学習)」の学習を縦割りで行っています。生徒の課題別にグルーピングされる学習があれば、選択による学習があります。なかでも「造形」は、生徒自身が取り組みたい活動を選択して行う学習の一つです。

 

 本校では、「図工」や「美術」ではなく「造形」という指導形態名を使っています。これは、教育課程研究を始めた昭和30年代、養護学校学習指導要領が制定される以前から使っている名称です。

 高等部の「造形」は、様々な技術を習得し、より深く表現を追求することを目指すなかで、設定された条件や自分の作りたい作品の目的や意図に合わせて工夫したり、モチーフをよく観察し丁寧に仕上げたりする活動を大切にしています。

 また、鑑賞では、生徒が作品の意図と造形要素の関連に気づき、表現したものを言葉に置き換えたり、様々な作品の美しさや面白さを他者と共有したりすることをねらいとしています。「造形」は、まさに「意思の表明」の育成につながる「自己表現」する力を育てる学習といえます。

 生徒達の作品を見ていると、その表現する力の豊かさは、教師の想像を超えるすばらしい感覚を持っていることを知らされます。

 

6月24日 高等部トピックス3

「信じて待つこと」で得られる「生徒の育ちと教師の学び」

 

 4月、高等部教員一同は、環境の変化への適応が難しい生徒への対応について、「本人の意思を尊重して待つ」という方針を確認しました。正直、教員団に不安がなかったわけではありません。本人の意思を尊重して主体的な学習活動への参加を待つことことと、どの生徒にも同じように学習経験を保障することのどちらも大切と考えるからです。それでも、私たちは、子ども自身が培ってきた力を必ず自ら発揮する時が来ると信じて待ちました。

 主事、担任をはじめ学部の教員が生徒の意思を尊重し、丁寧に向き合いながら集団や学習への主体的参加を促してきました。

 3ヶ月たった今、その成果が予想を超えて加速し、生徒の育ちを支えています。生徒の表情や態度、言葉遣い、学習に向かう姿勢など、全てにおいてポジティブな姿を見ることができました。

 「信じて待つ」ことで得られた成果は、生徒の育ちだけではなく、子どもから教えられた教師の学びそのものです。大人と子どもの関係のなかでは、大人が変わることで、子どもが変わることが多々あります。本校高等部では、これからも子どもの人権を尊重し、個人の尊厳を最大限に支えることを大切にしていきます。

6月18日 高等部トピックス

高等部の「国際理解」学習がスタートしました!

 

 高等部では、これまでオリンピック・パラリンピック教育を通して国際理解の学習を進めてきました。今年度は、本校運営方針の重点プロジェクトとして、全校で取り組んでいます。

 高等部の国際理解の学習は「総合的な学習の時間」として、学期ごとに3つの単元を計画しており、今週、その初回授業が行われました。当日は、土曜参観日ということもあり、たくさんの保護者の方々に生徒達が学習する様子を見ていただきました。

 1学期は、「世界の中の日本とインド〜文化を探れ!大塚新聞編集部!」という単元を計画しました。

 ここでは、自国と諸外国の自然や文化、産業などについて関心をもちながら日常生活に向かう生徒の姿を願い、7月に高等部が企画したインドのヨガ体験交流に向けた取り組みを通して、日本とインドの文化について理解を深める「調べ学習(調べる・まとめる・考える・発表する)」を設定しました。

 

 本単元では、インドについて調べる学習経験を通して、生徒同士が支え合い、認め合いながら互いを尊重し、自信をもって学習に向かう生徒の姿を願っています。特に、生徒同士が協力し合いながら共通テーマの学びを深める「協同学習」の場を大切にしています。

 

 次期学習指導要領改訂に示される「アクティブ・ラーニング」は、子供たちが力を合わせて思考を生み出し、情報を比較・関連付けながら知識と知識をつなげる活動を通して、主体的かつ協同的な学びを実現するための指導の仕掛けです。この方法は、初等中等教育の柱として示されるものですが、知的障害児の特別支援学校においても、同様にその学習の成果が期待できると考えます。

 高等部では、これまでも支え合いながら学びを深め、生徒の社会性を育む学習に取り組んできました。今回取り組む「協同学習」もその一つです。

 

 初回授業、導入では、スライド教材を使って世界の中の日本について地図で確認し、様々な民族、様々な文化があることを学習しました。また「文化」の定義についても学びました。生徒達の中には、既に世界の様々な知識を持っている生徒がいて、質問に対してたくさんの手が挙がっていました。

 初回の授業は、単元の導入です。生徒がこの単元に向けて「面白い」、「もっとやってみたい」、「次が楽しみ」という学びの意欲を引き出すためにはとても重要な授業です。そこで用意したのは、世界6つの地域の中から、6カ国の自然や文化について、クイズに答えるグループワークです。

 生徒は、タブレット端末を使って問題のキーワードをネット検索して国名を考えたり、世界地図や「i地球儀(帝国書院)」という地図アプリを使って正解した国の位置を探したりしました。

 

 グループワークは、3学年の縦割りで6つのグループ編成で行いました。各グループには、タブレット端末1台と音声ペン(Gridmark社G-speak)1本が配られました。音声ペンでは、問題の読み上げや、ヒント、正解、そして国歌を聞くことができます。生徒達は、役割を交代しながらとても真剣に、また賑やかに問題に取り組んでいました。なかには、ある国の国歌が気に入り、何度も聞いて楽しむ生徒がいました。音声ペンの活用は、多様な教育的ニーズをもった生徒達が共通の課題を共有しながら学習に取り組むための合理的配慮ツールとして欠かせません。ICT教材の開発と活用もまた本校の重点プロジェクトの一つです。

 

 以下に、1年間どのような目標で「国際理解」の学習に取り組むのかを紹介します。第2回目の授業では、今回、教師が作成した世界の文化についてのクイズを参考に、今度はインドの文化について生徒達自身で作成します。7月の交流会に向けては、更に音声ペンを活用した「しゃべる壁新聞」の作成に取り組みます。頑張れ!高等部大塚新聞編集部!各グループが協力して面白い記事を書いたり、写真を添付したりしてみよう!

 教師一同、生徒達がより主体的に「協同学習」に取り組めるよう、様々な工夫をしていきます。乞うご期待!

 

【単元の目標】高等部では、5つの観点別に目標を設定しています。

①【他者理解・協同】自己と他者の「同じ」と「違い」を見つけ、互いに共感したり、尊重し合あったりしながら目標に向かって協力する。(自己と他者、民族の違い、自国と他国の関係)

②【自己理解・意思表明】自分の意思やグループでまとめたこと、考えたことについて発表する。

③【役割】調べ学習や発表の中で、互いの役割を意識しながら活動に参加する。

④【振り返り】学習の取り組みや成果を互いに評価することによって、自己と他者の良いところを見つける。(自尊感情の育ちの支援)

⑤【国際理解】多様な民族・自然・文化・産業などの学習を深めることを通して、興味・関心を世界の事柄に広げる

 

【国際理解の目標と単元】

単元Ⅰ(1学期):

 目標:様々な国の自然・文化・産業などを知り、興味・関心を持つ

 単元名:世界の中の日本とインド〜文化を探れ!大塚新聞編集部!

単元Ⅱ(2学期):

 目標:多様な民族・文化・産業などがあることを学び、日本と世界の国々の違いについて考える

 単元名:日本と◯◯の文化〜オリ・パラ総集編!(仮)

単元Ⅲ(3学期):

 目標:世界の国々についての学習を深め、興味・関心を世界に広げる

 単元名:日本の伝統文化〜発信!オリ・パラ東京大会に向けて!(仮)

 

6月10日 高等部トピックス

高等部1年生も頑張っています!

 

 現場実習期間の2週間、高等部1年生は「生活」や「家庭」の授業を中心に様々な学習に取り組んでいます。

 「家庭」の授業では、運動会で使用した万国旗を洗濯し、アイロンがけを行いました。ライフキャリア学習で1班が経験した食品加工(クッキー作り)にも挑戦し、協力しながらおいしいクッキーを焼いたようです。この他に、東北の復興支援として取り組んでいるヒマワリの苗増えも行いました。東北では、「復興のシンボル」としてヒマワリを育てています。ヒマワリの種は、全国の学校に送られ、地域間の交流を通して、防災や道徳の教育が展開されています。本校が育てているヒマワリの種は、岩手県立釜石祥雲特別支援学校からいただいたもので、友情と絆の象徴でもあります。小さなスペースですが元気に育つことを願っています。

 

 「生活」の授業では、先輩達が行っている現場実習についても学習しています。1年生の実習は、2学期に行いますが、卒業後の「自分らしい生活」を目指してこの先の3年間で何を取り組むのかについて学習しました。頑張れ1年生!

6月8日 高等部トピックス

第1次現場実習の様子を報告します!

 

 今週は現場実習の2週目に入りました。2年生と3年生の生徒達は、それぞれの実習先で卒業後の生活に向けた貴重な経験をしています。

 本校では、「暮らす」「働く」「余暇」の3つの「生活」を柱に、将来の社会参加や文化的活動への参加を通して、より豊で自分らしい生活の実現に向けた教育を行っています。

 生徒達にとって、「働く」生活の姿は様々です。現場実習では、学校や家庭以外の環境で得られる様々な生活経験を通して、自分にあった将来の「生活」について考え、社会の一員として「働くこと」、共生社会の中で「暮らすこと」、自分の人生を「楽しむこと」を考えてほしいと願っています。

 実習の巡回や反省会では、事業所の方々からいただくお言葉に、はっとさせられることがあります。民間企業で働くためには、就労に必要な様々な資質や能力が求められます。先日は、ある会社の所長さんに現場経験を通して「働く意義を深めてほしい」と言われました。また、ある方には、「何のために現場実習を行うのかを考えてほしい」と言われました。働く意義や実習の目的、そこで得られる学びは一つではありません。その一つ一つは生涯を通して自分自身の中に築き上げるものです。

 今回の実習で、たくさんの宿題をいただいたことに感謝申し上げると同時に、これからの学校生活の中で「働く」経験から得られる「自分らしい生き方」について生徒や家庭と共に考えていきたいと思います。

5月27日 高等部トピックス

第1次現場実習壮行式が行われました!

 

 運動会が終わって2週間後。高等部では、2年生と3年生の現場実習が始まります。この間、1年生は、壮行式の企画運営、当日の司会進行に向けた学習。2、3年生は、実習先の情報、仕事内容、目標などを現場実習ノートに記入したり、仕事をする上で必要なビジネスマナーなどを学習したりしました。

 今週は、壮行式が行われ、生徒全員が堂々と実習に向けた意気込みを発表しました。高等部では、実習に行かない1年生が壮行式を運営します。生徒全員が役割を持ち、式の司会進行を行いました。

 2、3年生は、実習先でどのような仕事をするのか、どんな目標で実習をするのかについて発表しました。一人一人が原稿を考え、何度も発表の練習を行ってきました。運動会などの学校行事とは違い、とても緊張しながら発表する生徒達の姿を印象的でした。質疑応答では、どのような経路で実習先に行くのか、勤務時間は何時から何時までか、困った時はどうすればよいのかなどの質問がありました。こうした質問にしっかり答えられるように学習してきた生徒達でしたが、難しい質問に困ってしまう生徒もいました。自分がどこへ何をしに行くのか、そこでどのような目標で仕事に取り組むのかを意識することはとても大切です。高等部では、壮行式に向けた取り組みや現場実習を通して、将来の働く生活を見通し、なぜ働くのか、自分にあった仕事は何かについて生徒達と考えています。学習したこと一つ一つが確実に生徒の力となり、生活を支えることができるようにこれからも支援していきます。

 壮行式では、話すことが難しい生徒や表出の手がかりとして音声出力ツールを活用する生徒が音声ペン(Gridmark.inc)やタブレットを使って発表を行いました。生徒達の「意思表明」を支えるICT機器の活用はとても重要です。高等部では、今後も積極的にICT教材を用いた学習を考えていきます。

 

 今回、とてもうれしいことがありました。入学式以降、集団への参加が難しかったAさんが、壮行式のリハーサルと本番でスライド操作を行いました。大丈夫、必ずこれまで培ってきた力を発揮できるようになると信じてきた教員一同、目立たないところで自分の役割をこなす生徒の姿を見てうれしく思いました。

雨の日の体育

 

 高等部は、火曜日から金曜日の2限に体育を設定しています。壮行式のあった日はあいにくの雨模様。この日は体育館でストレッチや体幹トレーニングに取り組みました。体幹機能の弱い生徒達は、様々な姿勢を保持することが苦手です。日常生活では経験できない姿勢をつくったり、数秒間その姿勢を維持したりするだけで生徒達は汗をかいていました。壮行式前の緊張感をほぐすよい運動でした。7月には、国際理解教育の一貫でインドのヨガ教室を企画している高等部。室内での体づくりにも取り組んでいきたいと考えます。

5月20日 高等部トピックス

高等部の風と声

 

 運動会が終わって1週間が過ぎました。1年生もすっかり附属大塚の生活に慣れてきたようです。休み時間には学年を超えて楽しく会話する様子が見られるようになりました。本校の高等部は3階に教室があります。吹き抜ける風が気持ちよく、賑やかな生徒達の声が教室のあちこちで聞こえてきます。

 

 今週、運動会の保護者アンケートが集まってきました。教員にとっては、課題の残る運動会でしたが、保護者の皆様からは、短期間でよく頑張っていましたと生徒達を褒めてくださる内容が多かったです。とてもうれしく思いました。

 たくさんのドラマ、たくさんの成長がうかがえた今年の運動会。来年は、もっともっと生徒達が活躍し、成長した姿を引き出せるよう教員一同努力いたします!

通常日課に戻りました。高等部は活気にあふれています!

 

 運動会が終わった高等部では、ゆっくりと振り返る時間もないまま現場実習に向けた取り組みが進んでいます。2・3年生は実習ノートの確認や目標決め、壮行会の発表準備を行っています。1年生の現場実習は、第2次の10月に行われるため、今回は壮行会と発表会の企画、運営を行います。高等部では、こうして全学年で進路学習に取り組んでいます。

 

 今週は、ようやく通常日課が始まり、新たに計画・編成された作業学習(ライフキャリア学習)、縦割りグループ別の「課題」、「体育」、「造形」、「音楽」、「家庭」の学習に取り組みました。

 「造形」では、「粘土」グループ、「図工」グループ、「木片」グループによる縦割り3グループで展開します。初回は、昨年度の作品鑑賞を行った後、どのグループ活動に参加したいか希望をとりました。生徒達にとって、造形の表現は興味関心が高い活動です。「私は、◯◯グループで□□を作ってみたいです」と今から作品作りに意欲的でした。

 4月から始まった「音楽」では、運動会の入場行進で取り組むマーチングバンドの練習を行ってきました。今週は、「風になりたい(作詞・作曲:宮沢和史)」の歌の練習を行いました。本校のオリ・パラ教育では、全校でブラジルの文化について学習する予定です。ブラジルと言えばサンバ。そこで、生徒達がサンバのリズムを楽しみながら歌えるようになってほしいとこの歌を選曲しました。

 この他に、発声練習をしたり、ドレミパイプで演奏したり、今年の音楽も楽しく盛り上がりそうです。

 「体育」では、9月に行われる都内特別支援学校対抗のキックベースボール大会に向けた取り組みが始まりました。初回は、キャッチボールの練習、ホームベースに置かれたボールを蹴る攻撃練習、ボールを受け取ってホームベースに戻す守備練習を行いました。ナイスプレーや珍プレー続出の楽しい活動です!

5月18日 高等部トピックス

小さな感動と大きな感動!運動会!

 

 清々しい陽気の中で行われた運動会。今年も語り尽くせないドラマがたくさんありました。少ない練習時間の中で多くの種目に取り組まなければならない高等部、そんな状況の中で生徒一人一人が力を発揮してくれました。

 エピソードの一つ一つは、生徒が成長するきっかけとなる一歩であり、これからの生活を支える大きな一歩です。みんなが期待する場面で頑張る姿を見せた感動があれば、担任しか気づいていない小さな感動もありました。どちらも生徒達にとっては、貴重な経験。そんなみんなの頑張りを私たちはちゃんと知っています。

 一方で、うまくできなかったことを悔やんでいる生徒もいたようです。ねぶたの演技の後では、達成感のある笑顔を見せている生徒がいると思えば、「間違えちゃった。悔しい。」とつぶやく生徒もいました。それでも、これまでたくさんの指示の中で演じていた生徒達が、本番は笛の合図一つで隊形移動や表現をしていたことを私たちは知っています。本番は、本当によかったよ!

 満足した気持ちも悔しい気持ちも、みんなこれからの学校生活の支えになります。自信をもって、さらにもっと次の目標に向けて頑張ろうね!

 

 エピソード「高等部教員のうれし涙」

 4月に進学したAさん。環境の変化から、なかなか自分から集団の活動に入ることができませんでした。運動会の練習も、関連する学習を別室で行う日が続きました。グランドの練習を屋上から見守ることもありました。本人の意思を尊重することも大切ですが、「できた」「がんばれた」という学習経験も保障したい。そんな思いの狭間で葛藤する高等部の教員。もしかしたら本番に間に合わないかもしれない。そんな不安を払拭してくれたAさん。大玉転ころがしの競技途中に応援席から現れたAさんの姿を高等部教員の全員がかたずをのんで見守りました。「やったね!よかったね!」、込み上げてくる気持ちをぐっとこらえていました。

5月12日 高等部トピックス

いよいよ明後日は運動会!

今年の表現は「大塚ねぶた2016」で高等部らしい演技を披露します!

 

本校高等部の修学旅行は、2年生が対象です。ここ数年は、東北地方の青森県・岩手県に行きました。修学旅行では、東北の文化、伝統のすばらしさを体験すると共に、甚大な被害を引き起こした東日本大震災についても学んできました。あの日から4年が経過していても、復興未だ半ばという実態を目の当たりにし、被災された方々の体験談から命を守るための防災学習に取り組みました。そして、東日本大震災から5年目を迎えた2016年の今日。高等部は、修学旅行で学んできた「ねぶた囃子」と「津軽三味線」の音色にあわせて「ハネト踊り」と「扇の舞」、「太鼓演奏」を披露します。

高等部の教員、生徒一同「東北地方の一日も早い復興と明るい未来が訪れること」、また、最近地震で被害を受けられた「九州地方の皆さんに少しでも早く安心できる日が訪れること」へ祈りを込めて、舞い、演奏します。

 

 表現の始まりは、3年生生徒による復興支援の口上を述べます。この口上は、昨年度の震災学習の際に生徒が作文したものから新たに考えたものです。

 

Aさん「修学旅行では、東北のすばらしい文化や伝統芸能にふれると同時に、被災地の現状も、目の当たりにしてきました。5年間の震災では、津波で家や線路が流されてしまいました。防潮堤や、島のこし駅が、こわれてしまいました。津波が線路にきてしまって、北三陸鉄道が動かなくなってしまいました。三鉄の方々も、地震の被害を受けていましたが、たくさんの人が困っている中で、列車を5日間、無料で走らせたという話を聞きました。三鉄のびっくりするくらい早い復旧は、東北地方のみなさんを勇気づけたそうです。すごいなと思いました。そんな三鉄が、全線開通して良かったです。

 震災学習列車の中で、三陸鉄道久慈駅駅長、二橋さんから、「東北地方のことを思い、実際に東北地方に来たことが応援の始まり。立派な復興支援です。」と教えてもらいました。

 今、熊本県、大分県が地震で大変です。僕たちは、熊本大学教育学部附属特別支援学校に、寄せ書きを送りました。少しでも早く、安心できる日が来るとよいと思います。今日は、東北に、九州に、ぼくたちの応援する心を送ります。」

 

Bさん「私たちは、修学旅行で岩手県に行きました。先生と地震の勉強をしてから行きました。三陸鉄道に乗りました。二橋さんからお話を聞きました。壊れた町を見ました。津波のビデオを観ました。悲しくなりました。怖くなりました。東北のみなさんは頑張っています。元気になってほしいです。私たちは三鉄さんをずっと応援しています。」

 

 生徒の口上の後、いよいよ津軽三味線による入場です。生徒達は、扇子を持ってV字に隊形移動し、太鼓隊が「東北福呼」ののぼりを持ってこれに続きます。ゆっくりとした動きと扇子で「静」を表現します。続くねぶた囃子では、ダイナミックな乱舞による「動」そして、扇子の舞による「静」を交互に表現します。最後は、太鼓の合図で全員が決めのポーズを行います。クライマックスは、この場面。3年生のCさんによる乱打と掛け声を合図に高等部24人がひとつにまとまります。見事演じきった時には、大きな拍手と歓声をお願いします。

 

 高等部では、5月末から高等部2・3年生を対象に2週間の第1次現場実習が始まります。運動会特別日課で全校が運動会に向けた取り組みをする中、授業を抜けて実習先の面接に行ったり、個別に現場実習に向けた学習を行ったりしています。また、実習前には、壮行会が行われ、一人一人が何を目標にどんな実習を行うのかを発表することになっており、運動会が終わると2・3年生は、その準備に入ります。今週も何人かの生徒が面接に行きました。実習先は企業から福祉事業所まで個々に様々ですが、事前の準備、そして緊張感ある面接の経験する中で、同時に学校では運動会に向けて一生懸命取り組む生徒達の姿には感心いたします。

 いいぞ!附属大塚の高校生達。これからも目標に向かって前向きに頑張って行こう!

5月2日 高等部トピックス

運動会の取り組みを紹介します!

 

 先週から運動会特別日課が始まりました。高等部では、現場実習の面接も始まり、なかなか全員がそろいません。それでも3年生の先輩達を中心に1.2年生をリードしながら取り組んでいます。

 高等部の得点種目は毎年恒例の「紅白リレー」そして「タイヤ引き」、そして今年の表現種目は「東北のまつり」と題し、青森県の民謡「津軽じょんがら節」、「青森ねぶた祭」のお囃子にのせた表現を披露します。なんといっても高等部は全校の取りです。24人のダイナミックな表現と、各部に負けない力強い掛け声を目指します!?

 今週は、3連休を挟んで2日間の練習しかありません。高等部では、学部の種目に加え、開会式では、マーチングバンド、中高等部合同で「大玉はこび」に取り組みます。少ない練習時間にもかかわらず、短期間で仕上げる姿はさすが高校生です。

 マーチングバンドの練習では、各自が得意な楽器を選び、音楽室で1時間ほどの練習をしただけで音を合わせられるようになりました。それぞれの楽器がまとまりのある演奏になるまでにはまだまだ練習が必要ですが、努力の過程をみなさんに見ていただきたいと思います。今年もあの懐かしの「鉄腕アトム(作詞:谷川俊太郎、作曲:高井達雄)」の曲に挑戦です。入場は、高等部のChallengeフラッグが団旗の後に続き、「24」人全員が堂々と入場する姿を見てください!

 

 毎年、熱戦が繰り広げられる「タイヤ引き」は高等部の花形種目です。必死にタイヤを奪い合う生徒達の姿は必見です。今年も力と力でぶつかり合う肉弾戦に目が離せません。競技は、直接タイヤを奪い合うグループとタイヤに結ばれた綱を引き合うグループに分かれて行います。勝敗はセンターラインより自陣にあるタイヤの数で決まります。戦いの前には団長が中心となって円陣を組む作戦タイムがあります。誰がどうやってタイヤを奪うのかとった話し合いも、始めは気合いを入れただけでした。しかし、回を重ねるたびに「身体が大きい人は大きいタイヤ」、「タイヤを陣地に引いてきた人は友達の応援に行く」など、作戦の内容も変わってきました。自分達で考えてゲームを組み立てる経験は、日頃の学習活動にもいかされます。「協力」=「助け合い」「教え合い」「譲り合い」と言われますが、この勝負に「譲り合い」といった遠慮は無用。とにかく奪い合いに負けては勝てないよ!みんな!

オリンピック・パラリンピック教育が始まります!

 

 今年度、本校が取り組む3つの重点プロジェクトのうちの一つが「国際教育」です。その中でも「オリンピック・パラリンピック教育」は、筑波大学第三期中期目標中期計画に盛り込まれた附属学校群(11附属)のミッションです。これまでも本校では、知的障害特別支援学校におけるオリ・パラ教育について、中高等部を中心に実践を積み重ねてきました。今年度は、重点プロジェクトとして校務分掌に位置づけ、全校で実践研究を行う計画をしています。

 今週の合同朝会では、企画第1弾としてオリンピック・パラリンピックについての学習をクイズ形式で行いました。なかには4年に一度のスポーツの祭典とはっきり答える生徒や、開催地のブラジルのスポーツや文化について発表する生徒がいて、これまでの学習の成果と、生徒達の関心の高さがうかがえました。

 今後は、毎月オリパラ関連の学習を全校や学部単位で計画しています。みんなでオリ・パラの理念を学びながら世界中の国々への理解を深め、知りたい、学びたいという気持ち、そしてより多くの外国の方々と関わりたいという気持ちを育てていきたいと考えます。そして4年後、東京ではたくさんの海外のオリンピアン、パラリンピアン、観光客と触れ合う機会を作っていけたらと考えます。

 高等部では、附属坂戸高校との交流やオリ・パラ教育を共生社会の実現に向けた取り組みとして、知的障害のある生徒達が「今とこれから」の社会や文化へ積極的に参加し、自己表現できる力を育む学習機会と捉えています。「知りたいこと」、「学びたいこと」、を深め、自分たちで考えて「伝えたいこと」を整理し、それを表現する経験は、やがて社会に向けて「意思の表明」ができる力に結びつくと考えます。

 今年度、高等部では、生徒達本人の「願い」や「意思」を育て、これを表現する力を身につけてほしいと願っています。

4月28日 高等部トピックス

消防写生会が行われました!

 

 毎年行われる消防写生会では、消防車や救急車が校庭に乗り入れ、全校で写生会を行います。

 高等部の「造形」は中学部に比べ、年間の授業時数が少ないですが、表現活動も生徒達にとっては大切な学習のひとつです。生徒が描く消防車を見ると、とても細かく描写する生徒や、紙面いっぱいにダイナミックな描写をする生徒など、個性あふれる作品ばかりです。これまでは消防車を小さく描いていた生徒が大きく描けるようになったり、描画に興味を持てなかった生徒が力強くクレヨンを握って色を塗っていたり、たくさんの成長もみられました。

 日頃、人前で発表することが苦手なAさんは、教員や消防士さんたちに完成した絵を自慢げに見せていました。とてもいい笑顔でした。進学して緊張の毎日だったBさんも、この日はみんなと一緒に笑顔で参加しました。なんだか、とてもいい一日でした。

 

現場実習に向けて

 

 高等部では、1年次から卒業後の進路に向けて現場実習を行います。進路の学習では、単なる職業的自立に向けた支援だけではなく、自分らしい将来の生活を考えるための学習も行います。私たちは、働くために必要な力の獲得を目指すと同時に、自分の人生を自ら考え、選択し、それを実行できる力を身につけてほしいと願っています。

 5月から6月にかけて2年生と3年生を対象に第1次現場実習を行います。すでに実習先の企業や事業所との面接も始まりました。生徒達は、学校生活と並行して常に進路の学習を行っています。緊張感ある企業や事業所との面接は、生徒にとって学びの場、成長の場でもあります。一方で、担任としてもいろいろな課題をもらう貴重な機会になっています。頑張れ!高校生!みんなが応援します。

 

 高等部では、登下校にタイムレコーダーを導入し、一人一人が自分のタイムカードに登校時刻と下校時刻を記録します。働く意識を高め、遅刻のない生活習慣を身につけるためにも大切な学習です。朝、玄関から走って階段を昇る生徒を見かけました。始業のチャイムが鳴っています。時間に遅れないという意識を持つことはとても大事です。5分前には教室で始業の準備をしてほしいですね。

4月22日 高等部トピックス

新入生歓迎会が行われました!

 

 今週、高等部では、新入生歓迎レクリエーション大会が行われました。

 歓迎会は、2部構成で行い、第1部では、学年ごとの自己紹介と高等部行事の紹介をしました。生徒は「生活」の時間に作った自己紹介カードを使い、生年月日、住んでいる地域、好きな事(物)、高等部で頑張る事、将来の夢を発表しました。

 将来は、「一人暮らしをしたい」、「募金をして、世の中の平和を願いたい」、「旅行に行きたい」、「好きな歌手のライブに行きたい」など、高校生らしい様々な「夢」を紹介しました。

 生徒達には、そうした「夢」や「願い」の実現に向けて、「何を目標としたらよいのか」、「卒業までに何ができるのか」について考えて欲しいと思います。「目標」や「夢」に向けて、「いま」必要なことを考えながら生活すること、その積み重ねが、将来のよりよい生活につながり、自分らしい生き方を見つける手がかりになります。頑張れ!高校生!

 高等部の行事紹介では、画像や動画で昨年度の様々な行事を新入生に紹介しました。1年生は、「楽しみ!」「早くやってみたい!」と言いながらワクワクした表情でスクリーンを観ていました。

 

 続く第2部は、レクリエーション大会です。まずは、運動会の組分けを発表し、紅白に分かれました。

 レクは、高等部が考案した「アダプテット・スポーツ(子どもや高齢者、また障害のあるないに関わらず、誰もが楽しめるスポーツ)」の「オニボール」を行いました。

 「オニボール」のルールは簡単です。ゲームでは、「キンボール(KIN-BALL)」というボール(直径122cm、重さ1kg、大きな風船のようなボールで、バレーボールに似た競技で使用する。)を使います。一方のチームから鬼を四人選出し、二人一組になって、ピンクと黒、二つのキンボールを転がしながら相手チームの生徒を追いかけます。鬼は、ボールを二人で転がしながらボールをぶつける、もしくはタッチすることで相手チームの生徒を捕まえます。より多くの生徒を捕まえたチームが勝ちです。簡単に説明すると大玉を介した鬼ごっこです。

 鬼の二人組は、互いの動きを意識しながら追いかける難しさを経験する中で、声を掛け合いながら意図を合わせたり、嬉しい気持ちや悔しい気持ちを共有したりしている様子がみられます。逃げる方も追いかける方も必死に走り回る姿が印象的でした。なかには、大きなボールが転がる姿が面白く、逆に自分からボールを追う生徒もいました。当然、すぐに捕まります・・・。それでも、みんなが楽しむ様子がみられていました。

 生徒達は、試合前に円陣を組んで作戦を考えたり、気合いを入れたりしながら、どの生徒も積極的にゲームに参加していました。1年生と2、3年生の距離が一気に縮まったきがしました。

 午後の部は、体育館にビニールシートを敷き、遠足気分で弁当を食べました。クラスごとの給食とは違った賑やかな雰囲気で会食を楽しみました。

運動会の準備に綱磨き?

 

 先週、運動会で使用する新しい綱引きの綱が届きました。新品の綱は表面が硬く、ささくれているため、小学生の手には痛いかもしれません。そこで、高等部の生徒が綱の表面を紙ヤスリで磨きました。長い綱を少しずつ磨き、やさしい手触りになりました。これで小学部の生徒も力一杯綱を握ることができると思います。

 綱を磨いた後は、生徒から綱引きをしたい!という声が上がり、紅白に分かれて3回戦を行いました。高校生の行動力はすごいです。教員に言われて動くのではなく、自分から動く姿がみられていました!

 

みんなが見守っていいます!

 

 新しい教室、新しい担任、新しい友達、全てが新しいことだらけの環境の変化に戸惑い、緊張の毎日を過ごしながらも精一杯頑張っているAさん。

 みんなと一緒の活動にはもう少し時間がかかるかもしれません。でも大丈夫、ゆっくり時間がかけてもいいんだよ!自分のペースで少しずつ!

 今週は、笑顔で万国旗のアイロンがけ、招待状の発送作業をしました。みんなと違う別室ですが、ちゃんと運動会の取り組みをしています!

4月19日 高等部トピックス

 運動テストを行いました!

 

 高等部では、5月の運動会を前に2日間かけて運動テストを行いました。室内では、腹筋、背筋力、握力、反復横跳び、長座体前屈。屋外では、50m走、ハンドボール投げ、立ち幅跳び、運動会のリレー組分けのためのトラック走を行いました。

 今週は、天気も良く、屋外種目では心地よい汗をかきながらそれぞれの種目に取り組みました。

 

 運動会の花形種目といえば、紅白の勝敗を決める紅白リレーです。高等部全ての生徒が出場するこの種目は、毎年、大歓声に包まれ、在校生と観客全員の注目が2人の走者に集まります。練習通りの走りをする生徒、応援に後押しされていつもよりも張り切る生徒、一人一人がトラックで発揮する姿はそれぞれです。しかし、中には新しい環境の変化に慣れずに力を発揮できない生徒や、注目される場面で「頑張れ!」と言われることがとても苦手な生徒がいます。こうした生徒達は、緊張し、汗をかき、精一杯頑張る姿を見せようと努力すればするほど、足が前に動きません。

 

 今年度、高等部では、本人の「意思の表明」に向けた育てたい力を考えながら「合理的配慮」について検討しています。「辛い」、「できない」という意思を尊重することと、「皆と同じように頑張れ」と学習の場を保障することは、どちらも大事です。しかし、私たちは、運動会を「頑張れなかった」、「できなかった」という思いで終わらせるのではなく、「〜ができた」という実感をもって終わることができる参加の仕方について本人と保護者と相談しながら考えています。このことが本人の育ちのために正しい答えとなるよう、高等部教員全員が全力でサポートしていきます。

4月15日 高等部トピックス

入学式から1週間がたちました!

 

 高等部の各学年では、「生活」の授業で、学級目標を考えたり、行事予定の確認や係活動の担当を決めたりしました。

 週3回、1時限目に設定されている「課題(自立活動)」では、今年度から3つのグループに分かれて学習しています。今週、1グループでは、草野心平の「春の歌」の学習。2グループでは、金銭の学習。3グループでは、個別に操作(認知)課題に取り組みました。

 今週は、「音楽」の授業も始まりました。初回は、校歌や伝統のファイトの歌、運動会の入場行進で行うマーチングバンドの取り組みの導入を行いました。

 

 高等部の「体育」は、週3回、2時限目に設定されている他、週1回、2コマ続けて設定しています。2時限の「体育」は、火曜日と木曜日がグランドで15分間走。水曜日が体育館でストレッチやフープを使った体操など、様々な運動に取り組んでいます。今週は、来週行われる新入生歓迎レク大会に向けて、フライングディスクやディスゲッターなどの競技を試してみました。レク大会では、運動会の紅白に分かれて高等部が坂戸高校交流会のために考案した「鬼ボール」という競技とフライングディスクで勝敗を競います。どちらも楽しみです!

 高等部の生活に慣れてきた1年生は、クラスの友達だけでなく、先輩達と会話する様子もみられてきました。来週のレク大会では、新しい仲間の関係を築いてほしいと思います。

 

 高等部では、春休みに1年間の学部運営について話し合いを重ねてきました。

 本校の運営は、附属11校を束ねる教育局の運営方針に基づいています。さらに、その附属学校群の運営は、筑波大学の中期目標・中期計画に依拠しています。平成28年度は、筑波大学が法人化して13年目の節目、第3期の初年度になります(http://www.tsukuba.ac.jp/public/publicity_term.html)。

 第3期における附属学校群の中期計画には、「筑波型インクルーシブ教育システムを目指したプログラム:の開発について明示され、11附属を全国的に先導する学校群(クラスター)として連携しながらインクルーシブ教育を推進することになりました。今後、特別支援教育センターを中核に、5校ある特別支援学校の中でも知的障害を対象とする本校は、その中心的な存在としての役割を担う事になります。

 

 本年度、本校では、大学の中期目標・中期計画を受け、3つの重点プロジェクトを立ち上げました。そのひとつは、インクルーシブ教育における多様な学びの場となる「交流及び共同学習」を通じた障害者理解(「心のバリアフリー」)を推進する取り組みです。本校では、文部科学省の受託事業として助成を受けながら様々な交流や共に学ぶ活動に取り組むことになりました。

 

 高等部では、これまでも附属坂戸高校の生徒をはじめ、様々な人たちと交流を深めてきました。障害者理解を推進する交流は、特別支援学校の生徒にメリットはあるの?教育なの?と感じる人がいるかもしれません。しかし、障害のあるないに関わらず(多様性)互いの存在を認め、尊重し合う経験の場は、障害のある子ども達にとっても教育的効果があります。高等部では、附属坂戸高校との交流会の他、オリンピック・パラリンピック交流会に向けた取り組みの中で、生徒が主体となって企画したり、進行したりする場を設定してきました。知的障害のある生徒達が、障害のない生徒達