研究部

3.ミライの体育館

重点プロジェクト『ミライの体育館』

 『ミライの体育館』は、2014年から筑波大学と慶応義塾大学で進められている共同プロジェクトの一環である。本校の体育館天井に子ども達の活動の様子を計測するカメラと活動に合わせて床や道具などに映し出されるプロジェクターを設置し、プロジェクション・マッピングの技術を活用して、子ども達の行動を支援し、活動することの楽しさを共有する中で社会性の形成を目指すものである。本プロジェクトを進める上で、月に一度、定例会又は研究会を本校にて開催している。

2014年~2015年は、主にシステムの構築や教育支援のツールとしての活用のあり方ついて議論を重ねてきた。プロジェクターの取り付けが完了し、実際にプロジェクション・マッピングを投影したのが、2015年11月21日の大塚祭である(高等部の生徒が花笠音頭を踊る時に花吹雪を投影して演出)。2016年~2017年は、筑波大学に制作をしてもらったコンテンツを基に実証実験を繰り返している。

また、2017年からは、本校の教員が機器を操作できるシステムを整えてもらい、体育の授業だけでなく、造形の授業や校内外での交流でも活用を初めている。小学部の体育では、ランニングコースにカラーコーンを置く場所(写真1)やダンスを踊る時に情景や児童の立ち位置(写真2)を投影することで児童の自発的な活動を促したり、その場の雰囲気を共に味わい、一緒に活動することを楽しんだりすることをねらいとして取り組んだ。中学部や高等部では、造形の授業で色相環(写真3)を投影し、色相環に合わせてペットボトルに入れた色水を並べて(写真4)、様々な配色について学び、生徒の興味関心を広げると共に自分を知ることや他者を理解する学習に取り組んだ。

*『ミライの体育館』は、JST 戦略的創造研究推進事業(CREST)「ソーシャルイメージング:創造的活動促進と社会性形成支援」のプロジェクト(代表者:筑波大学システム情報系の鈴木健嗣教授)である。

写真1 小学部体育「ランニングの準備」
写真1 小学部体育「ランニングの準備」
写真2 小学部体育「ダンス」
写真2 小学部体育「ダンス」
写真3 高等部造形「色相環」
写真3 高等部造形「色相環」
写真4 高等部造形「色相環」
写真4 高等部造形「色相環」

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